弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」

2023/10/18(水)10:30

誕生花のないターネラ・ウルミフォリアの花言葉「結ばれる」、秋遅くまで咲く一日花の「夫婦愛」

夏から秋に、枝先の縁にギザギサ(鋸歯)のある先が尖った長楕円形の濃緑色の葉のわきに、鮮黄色の5弁花が早朝に開いて昼過ぎに閉じます。 誕生花のない花は、こぼれダネで増えて咲き続ける熱帯の一日花、ターネラ・ウルミフォリア。 花の名は、学名Turnera ulmifoliaの音読みで、属名はイギリスの博物学者William Turnerにちなみ、種小名はulmus(ニレ属)のような葉(folia)から名づけられました。 別名のキバナツルネラ(黄花ツルネラ)は花が黄色く、属名Turneraの表記違いの音読みから呼ばれています。 あまり木に見えない小低木のターネラですが、まっすぐ伸びた幹から斜めに伸びて広がった枝に、光を十分受けるよう葉が互い違いに生え、実をつけた葉のつけ根からもまた葉を出しています。   花言葉「夫婦愛」は、葉によく日が当たるように枝をほどよく距離をあけて広げて、毎日明るい黄色の花を咲かせる様子を、夫婦のお互いへの日々の思いやりにたとえたのでしょうか。 花言葉「結ばれる」は、広げた葉の上で花を次々咲かせながら数多くの実(3裂する蒴果)を結ぶことからきているのでしょう。   10年以上も前に育てていたターネラが数年前に玄関わきのコンクリートの隙間からひょっこり芽を出して、今では庭や鉢植えなどで生えているのを見れば、アリがタネを運んでいるのでしょう。 こぼれダネから芽吹くターネラは咲き始めるのが晩夏からで、ひと月経つと一日に咲く花数が増え、温暖な秋が深まる頃は夕方まで咲き、初冬に枯れます。 ターネラ科ターネラ属、半耐寒性常緑小低木(亜低木)、原産地:中南米、西インド諸島 別名:キバナツルネラ(黄花ツルネラ) ターネラ・ウルミフォリアの花言葉:夫婦愛、結ばれる。 ターネラ・ウルミフォリアの誕生花:― 流通時期:ポット苗を春~夏に見かけます。 ツバキ黄花 ​​ ​​ ​​​​ ​​ ​​​ ​ ​​​​ ​​  ​​​​

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