テーマ:手作りコスメのススメ(572)
カテゴリ:コスメ
前回ご紹介したこちらの記事には、パーセンテージでしかレシピ構成を書かなかったので
今日は具体的なグラム数をあげながら レシピの組み立て方そのものに触れてみたいと思います。 これは私がひそかにあこがれ注目していた韓国人ソーパーのマンゴーナムさんの あるカフェでの投稿記事から学んだことです。 今はマンゴーナムさん、事情があってブログから 過去の貴重な記事を一切削除していらっしゃいます。 いつか日本の皆さんにも是非紹介しようと思っていた とびっきり素敵な石けんを作るソーパーさんでしたが 今は石けん作りもほとんどなさっていない様子です。。。 韓国では「そこにあるものをいつまでもあると思うな」 これ、忘れてはなりません。。。 ブログに限らず、お店なんかもある日突然なくなりますから。。。 私はいつも悲しい~ さて、そのマンゴーナムさんが教えてくださったローションレシピの割り出し方です。 (以下のパーセンテージは全て出来上がりの総量に対するパーセンテージ) ★水分系。。。。60~80% ★オイル系。。。10~25% ★グリセリン。。。保湿力を高めるため 3~8% ★クエン酸。。。防腐剤、PH値を低くしてくれる役割。 ~1%(特に敏感肌には0.1~0.5%) ★ステアリン酸。。。ローションをやや濃い目にしてくれる。 液体オイルのみでオイル系が構成される場合は添加 2~5% オイル系に固形油脂が含まれる場合は必要ない。 ★Eワックス(エモルシファインワックス) 。。。一般的には 3~5%(オイル系パーセンテージが高くなれば ワックスパーセンテージも高くなる) マンゴーナムさんはEワックスとオイル量の調節で ローションにいろんなバリエーションを持たせることが可能とおっしゃり あえてEワックスのみを指定されてます。 ★EO、FO、天然防腐剤など。。。。~1% 今回は、「軽いんだけどクリームみたいなローション」を希望。。。 そこで、上のような範囲をあくまで基準に そのパーセンテージとグラム数を以下の順に決めていきます。 1.まず出来上がりの総量を決める。 200g 2.軽いタイプということで、オイル量は15% 15%(10~25%) → 30g 3.グリセリンはちょっと控えめに2% 2%(3~8%) → 4g 4.クエン酸は0.3% 0.3%(~1%) → 0.6g 5.ステアリン酸はオイル系にシアバターを入れる予定なので必要なし。 またローションを重たくするため、条件に合わないから必要なし。 6.Eワックス(私はモンタノブ68)は3.5% 3.5%(3~5%) → 7g 7.ここでやっと水分系(私は韓薬の煮出し液)のグラム数が決まる。 水分系 = 1 -(2+3+4+6) = 200-(30+4+0.6+7) = 158.4 → 160 水分系は160g なので 80%にあたる(60~80%) 8.オイル系の構成を決める。 すでに30gと決定しているので、その内訳を考える。 (私はオーガニックベビーオイルが25gとシアバターが5g) 好きなオイルやバターを選んで合計30gにすればいい。 9.EO,FO,天然防腐剤等は1% (私はカモマイルEOとGSEを合わせて1%) 1%(~1%) → 2g これは出来上がりの総量200gには含まれません。 以上がレシピの組み立て方です。 オイル系、水分系と呼んでいるのは韓国で私がそういう学び方をしたからです。 また、「オイル系」と私が作り方の説明でそう呼ぶときには その中には乳化剤(Eワックス等)を含みますが、このレシピの説明では乳化剤は含まれません。 作り方に関しては、こちらをご参照ください。 ローションもクリームも作り方は同じです。 クエン酸やグリセリンやステアリン酸は オイルや乳化剤を温める(溶かす)ときに 一緒にして溶かしています。 参考にしたマンゴーナムさんのページのスクラップは、こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年12月10日 01時19分16秒
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