カテゴリ:我が家あれこれ
もう~ やってくれました 飼い主である大家さん夫婦が家を空けてる間に この子、脱走したのだ。
午前中の早い時間にすでに逃げたらしかったが 私がそれをはっきり確認したのは午後4時すぎ。。
アッパが「子犬いないぞ~」と教えてくれたのは 午後2時過ぎ、私たちが車で外出しようとした時だった。
「子犬いないぞ、大家さんがどっかへ連れて行ったかな」
「そういや、今日の午前中、そこの交差点で よく似た子犬がふらふらしてるの見たけど。。」って
アッパ それね、 「あの子に違いない」と疑わないわけ??(苦笑)
だいたい子犬の散歩にも一度も行ったことない大家さんが 子犬を連れ出す用事がある。。?
それに似た子犬が近所をうろついてて そのときウチの子犬は行方不明。。って。。
外出先から戻るや否や 私がすぐに犬小屋に行って見ると やっぱり子犬はいなくなっており 杭につながれた鎖だけが地面にそのまま残っていた。
鎖の先には首輪を連結するフックがあり よく見るとそのフックが何者かによって こじ開けられひん曲がっているような状態だ。
(誰かのいたずらで逃がされたか。。)
こりゃ、まずい。 すぐ大家さんに教えなくちゃ。。と 私はまず大家さんのお宅をノックしてみたが 誰もいない様子。。。
次に大家のおじさんのほうのケータイに 電話をかけてみると電話をとらない。
どうしたものか。。
これは事件だ。 誰かが子犬を逃がしてしまった。 それも もう逃げてからずいぶんと時間が経ってる。 あの子は今どこにいるんだろう。 探し出すことはできるんだろうか。
大家さん夫婦のことが思われた。
大家さん夫婦が留守のあいだに こんなことがあって彼らはどんなに悲しむだろうか。。 帰ってきて この残された鎖や がらんとした犬小屋を見て どれだけショックで心が痛むだろうか。。
そう思うと私も胸が苦しくなった。 それは我が子がとつぜん行方不明になった親の気持ちと同じだからだ。
私はあの子犬を世話する大家夫婦をいつも見てきた。 散歩には連れて行かないものの(必要性がわかってないらしい) 子犬がはじめてやって来て とりあえず雨風をしのげるようにと仮の犬小屋を作るとき おじさんはどこかから木材やらビニールシートやらを持ってきて ありあわせでも最善のものができるように ああでもないこうでもないと毎日試行錯誤していた。
4月だというのに異常気象で寒い日が続いたときには 子犬がかわいそうだから自宅で数日面倒みようと おじさんが連れて上がってきたのだが 家の中での子犬の居場所を作るのに準備して 子犬が来るのを待っていたおばさんは玄関で子犬を迎えるなり
「あらぁ~ ヨチヨチ 来マチタカァ~」
と今まで聞いたことないような甘ったる~い声で 赤ん坊でも預かるみたいな喜びよう。。。
うちのアッパだって子犬がやってきて なんかそわそわする。。なんていいながら いつも会社の行き帰りに様子をみたり 休日は家からいなくなった と思ったら 子犬のところへ行って かまいっきりで30分。。とか
みんなあの子のおかげで どれだけ毎日に彩りを感じて そして癒されて いつになくハッピーな気分を味わっていたかわからない。
(だめだ、今からすぐにでも探さなくちゃ。私ひとりでも。。)
最初 「子犬が逃がされた形跡がある」と訴えた私に 「そんなの、主人が連れて行った可能性もあるのに なに馬鹿みたいに騒ぎ立てるんだ?」と 逆ギレまでして冷ややかだったアッパも 私が大家のおじさんに「子犬がいない」と電話をかけていたころ 実は内緒で近所を一周して子犬の行方を捜していたのだった。
アッパが家に戻ってきたので 「大家のおじさんに電話かけたけど、出ないわ」と告げたあと 「このこと、娘たちに知れたらそれこそ大騒ぎになるから ここはひとつ内緒にしよう」と口裏を合わせ それからいよいよ私たちは それぞれ子犬を探しに あてもなく街に繰り出すことになったのだった。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年05月19日 12時46分53秒
[我が家あれこれ] カテゴリの最新記事
|
|