2010/11/17(水)22:59
ディープコリア・東大門市場周辺
キムジャンしてきました~~ ・・・といってもシオモ二のお仕事場兼住居に行って3時間くらい手伝ってきただけだけど。 そこはとっても不思議な場所なの。ディープな韓国そのもの。自分の家族がそこに関係してなかったならばどういうツテでもってもそんなところに出入りはできまい。。。というような場所。 東大門市場近辺のとあるオンボロ雑居ビルなんだけど。 いつも思うことがある。あの東大門市場の反物運んでるバイクの若い男たちが道に所狭しとバイクを停めてうじゃうじゃたむろってる光景はまさしく韓国だなぁと。あれこそディープコリアだわ。。。 現代の光景じゃないみたい。何十年前も前の光景じゃないかって思う。きっと昔とぜんぜん変わってないんだと思う。 ウチの家族はこの東大門市場に昔からすごく深いかかわりがあって自営業するのにいつもこの近辺に仕事場を構える。根っからのお商売系なのでここらの空気が肌に馴染むんだろう。 ここらの人々もちょっとディープな人が多い。お互いへんな遠慮はまったくしないし他人の家も《勝手知ったる我が家》 うちのシオモニの狭くてボロい二間しかない仕事場にただでご飯食べにやってきて思いっきりおしゃべりして後は帰っていくという遊び人のハルモニたち。話には聞いてたけどやはりその勢いがすごい。どんどん次から次へとやってきては出ていていろんな話題が部屋中に絶えず花咲いて。。。 シオモニのお仕事はおもに夕方からはじまる。この部屋で《テーブルを囲んで過ごす人々》にご飯を作る、コーヒーなどを出す、必要なものを揃えてあげる、というようなこと。それで報酬をいただく。 でもシオモニはごく普通の人。ただいつもじっとしてない人で絶えず家族とは離れて誰か別の他人と一つ屋根の下で暮らしてる人。 このおんぼろ雑居ビルはなんとなくまわりの近代的な発展にひとり背を向けてそれを拒んでいるようにも見える。 東大門市場周辺も今では見上げれば近代的な高層ファッションビルが立ち並ぶがその足元では 今日もにぃちゃんたちのバイクが反物を乗せてぶんぶんと通りを飛びかう。 ふと目線を落とせばいまだに昔と変わらない人情をもった人々が昔と変わらない生活を続けている、ここ、東大門市場周辺というのはそんなところなのではないかと思う。