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テーマ:旬の食材を食べる!(5)
カテゴリ:辛口リリーのこれおいしい♪
11月、大相撲九州場所が始まります。博多の街のあちらこちらでお相撲さんを見かけ、びんつけ油の香りがプ~ンと鼻先をかすめると、わくわくしますね。ところが、お相撲さんが現れると博多から姿を消すといわれている魚がいるのをご存知でしょうか。あら(クエ)です。あまりのおいしさに力士の出入りする料亭や、部屋のちゃんこ用に買い占められてしまうのだそうです。
大きくなると30キロを超す個体もあるあら。大きいほど脂がのっておいしいらしいのですが、それは料理屋さんにお任せして、我が家では1キロ前後のものを買い求めては、時々楽しんでいます。 魚屋さんで3枚に卸してもらって家に持ち帰ったら、真っ先にあらの身をキッチンペーパーで強めに包み、さらにサランラップでしっかり巻いてから冷蔵庫のチルド室に保管します。このひと手間で、あらを1週間、変わらぬ美味しさの刺身として食べる事が出来ます。 普通、お刺身は新しいほど美味しいものです。フグやブリのように少し寝かせたほうが旨味が乗るものはあっても、せいぜい2~3日で味が落ちてしまいます。しかし、あらは、まるで高級牛肉のように熟成するのです。1週間、ほんとに変わらぬ美味しさでお刺身として食べ続けられます。1週間後のほうがかえって旨味が乗っているくらいです。 あらを食べたらほかの魚は食べられなくなる、と魚屋さんから聞いたことがあります。九州場所、どの力士もあらをたらふく食べて強くなって、いい取り組みを見せてもらいたいものだと願っています。 美食料理研究家 はつ花 古田ゆかり 弊社の商品は無農薬、無人工甘味料、無添加物です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.08.04 07:05:18
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