2009/05/11(月)20:16
熊の出没にヒヤヒヤ
順調に水根からカヤの木尾根を下っていた。落葉松の芽吹きがこの上なく美しい樹林帯である。しかし木の幹に何か動物が歯でかじった様な荒々しい跡があるのが気になってはいた。
私以外には鳥がさえずっているだけで誰一人いない。静寂な山旅を優雅に楽しんでいたのだが、倉戸山まで下って思わずびっくり「熊出没要注意」の看板。不意打ちだった。
ぎょ!!、やはりあれは熊がかじった跡かも。あせってザックから熊よけ鈴を出し、りんりんりんりんと鳴らした。
倉戸山頂の看板
熊には恐怖を感じる。さりとて今更どうにもならない。それからは前方に見える黒い切り株などが熊でないかとやたら神経質になりながら下った。
やっと倉戸山登山道入り口まで下山、ここでも「熊出没要注意」の大きな看板。
こんな奥多摩周遊道路のすぐ上に熊がでるのか。
以前、山野井泰史さんが奥多摩で熊に襲撃され、顔面と大切な腕を怪我し、90針縫ったとニュースは伝えていた。その場所も決して山奥ではなかったようで、もう熊はどこで出ても不思議ではない。
熊と突然遭遇した時の恐怖!!熊との戦いだけは絶対避けたい。