山への情熱 音楽への愛

2024/06/18(火)20:03

阿弥陀岳から赤岳に縦走

登山(1083)

6月16日日曜日。4時半頃に窓の外を見たら何と雨が降っている。屋根からしずくが水道の水のように落ちてくる。予想外のできごとでたじろいでしまった。でも稜線の峰々や展望荘はしっかり見えてガスってもいないので大丈夫だろうと判断した。支度を整え、5時半に朝食。6時に行者小屋を後にした。文三郎尾根との分岐を阿弥陀岳方面に道を取り、樹林帯の中を登っていく。雨が降ったり止んだりしながらの状態ではあるが激しくはならない。小一時間登り詰めると中岳の分岐に到着。ガスっていて周辺はあまり見えないものの一休みする。ここから阿弥陀岳への道は急登の岩稜になり目の前に梯子が見える。覚悟を決めて登り始める。梯子と鎖を登り詰めると岩道になり山頂へ到着した。男性が一人いたのでお互い写真を取り合った。ガスっていて眺望はなかったのが心残りではあった。阿弥陀岳の名にふさわしい立派な阿弥陀さまが鎮座されていた。         分岐                阿弥陀岳山頂          阿弥陀さま 一息ついて下山し、再び分岐に戻って中岳方面に進路をとった。中岳までは比較的穏やかな稜線だったが、赤岳への道が急峻だった。でもどんどん高度をかせいで思いのほか楽に山頂直下の岩場に到着したが、大人数のパーティがけっこう多くてすれ違いの待ち時間にロスタイムした。でも梯子や鎖は好きだから順調に赤岳山頂にたった。風も弱く、ガスも切れていたのでそこそこの展望だった。         中岳山頂                赤岳への道         鎖が沢山続く 赤岳山頂から頂上山荘を越えた所でランチタイムし、おむすびを食べて糖分補給。ここから横岳方面にルートを取って急峻な岩だらけの道を鎖やロープにつかまりながら赤岳展望荘まで下った。昨夜行者小屋から見上げた展望荘は風力発電の設備があり、全くのふきっさらしの稜線に健気に建っている。中に入ってコーヒーを呑んだ。自家焙煎とかでとても苦く美味しく気にいった。次来た時もこのコーヒーは呑もう。  赤岳展望荘前 さて、美濃戸口からの最終バスは午後4時、逆算するとあまり余裕がない。のんびりした気分を捨てて地蔵尾根目指して下山開始。尾根分岐のお地蔵様に挨拶して地蔵尾根を下った。数年前、冬の地蔵尾根を下ったことがあるが吹き飛ばされそうな位ものすごい強風だった。今日もここだけは風が強かったものの高度を下げるに従って弱まった。それより冬は積雪で気付かなかった地蔵尾根はひどく急峻で鎖、梯子が延々と続く悪路だった。慎重に慎重に歩を進めてやっと樹林帯に入り、行者小屋に到着した。         地蔵尾根分岐に立つお地蔵様      行者小屋からみる阿弥陀岳と中岳 行者小屋で今日登ったルートと山々を感慨にひたって眺めた後は一目散に下った。行者小屋⇒赤岳鉱泉⇒堰堤⇒赤岳山荘⇒美濃戸口と呼吸を整えて真面目に下った。とにかくバスに間に合わないとひどい目に合うので真剣だった。でも赤岳山荘でアイスクライミングの講習をしているナオコさんには会いたかったのでスピードアップして無事、ナオコさんと話できて大満足だった。一年ぶりの再会だった。そして最終バスにも十分間に合った。朝6時から夕方3時半まで9時間半計画通りに登山できてとても充実し、満足してバスに揺られた。 参考タイム 行者小屋6:00⇒中岳分岐6;54 7:00⇒阿弥陀岳7:39 7:45⇒中岳分岐8:25 8:35       ⇒赤岳10:19 10:30⇒赤岳展望荘11:00 11:10⇒行者小屋12:09 12:15       ⇒赤岳鉱泉12:53 13:00⇒美濃戸口15:35 16:00バス

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