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風が伝えた愛の詩

風が伝えた愛の詩

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January 12, 2016
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カテゴリ:歳時記
知人を通して、開高健氏の「悠々として急げ」という言葉に出会った

出会ったのはずいぶん前であるけれど、この言葉の意味をよくよく考えてみようとしたのは
先ごろのこと。

「悠々として急げ」

どういう意味? と聞いてみると、説明してくれた
その説明の深いところまでは理解できたとは思えないけれど
私なりに得心した意味は 

悠々と落ち着いて行動し
悠々と気持ちに余裕をもって楽しみながら  前進せよ

てなことかな・・と。

私はどうもせっかちで、かちゃかちゃかちゃかちゃかちゃいつも動いている
朝は「行ってきまーす!」あずき猫に行って扉を閉めると
ハイツの階段だけはそろりと降りてあと猛ダッシュ
 (余談だけれど、音のならないゴム底を履いている。雨の日はそろりと走る)
たいてい駅まで走って駆け上がり少し待って(あるいは駆け込み、あるいは乗り遅れて)電車に乗る
電車を降りて、階段を一段とばしで駆け上がりそのまま走って改札をくぐりさらに駆け下りて 電車に乗る
電車を降りて、階段を一段とばしで駆け降りそのまま走って改札をくぐりさらに駆け下りて バスに乗る
バスを降りてからは学校まではたいてい生徒の目があるので 要所駆け足 あと速足。
学校でも出勤簿を取りに降りて教室行って、出勤簿を返しに行ってまたもらって・・
教室で「あ、ちょっとプリント取ってくるね」などという時も、猛ダッシュ往復

これを綴りながら・・・穴があったら駆けこみたいくらい恥ずかしくなってきた、わたし。
それくらい、歩いている時間より、せかせか走っている時間の方がはるかに多いのだもの。

私はまるで電気仕掛けのロボットのようで
たまに電池が切れかけてヒュー・・。。ペースダウン。。
 (これも余談で、目が回った、頭痛始まったなどと言って寝込んでいたりもする。。)

いつからこんなに走るようになったのかというと、北高から。。。だろう。。
大学、高校、郵便局、三足のわらじを履いた日から三人分一人で歩くかのように 走っている

きっとこのクセは私のせっかちを助長して、おっちょこちょいを重症にしていたに違いない。

「悠々として急げ」を座右の銘に持つこの友人は、常に冷静で 落ち着いている。

私もこれを座右の銘とすれば、あるいは落ち着くことができるのだろうか・・

今日は走らなかった。

いつもと同じ時間に家を出て、いつものようには走らなかった。

学校についたのはいつもより40分ゆっくりの、けれど始業まで30分ほどの間があった。

教室にも歩いて行った。出席簿を返して控え室には立ち寄るだけで座らずそのまま教室に行ったけれど
それで疲れた、とも思わなかった。
いつもよりゆっくりと話すことを意識しておこなってもみた。

心なしか 深いところで呼吸ができている気がする。

まあ1日走らなかっただけで、まず何も変わらないだろう
また走らないようになったところで、私の中のおっちょこちょいが治るとも思わないが

もうしばらく続けてみようと思う。

走らず 悠々と歩いていたら、"悠々とした気持ちのなんたるか"がわかってくるかもしれない。

「悠々として急げ」の真意・心境も理解できるかもしれない。

もちろん、走らないことが"悠々とする"こととも思えないけれど、

まず私は、走らないところから始めてみたい。





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最終更新日  January 12, 2016 07:36:19 PM
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