少林サッカー
●作品データ2001年、KLOCK WORKS/GAGA-HUMAX配給監督・脚本: チャウ・シンチーキャスト: ファン監督>ン・マンタ シン(鋼鉄の脚)>チャウ・シンチー 大師兄(鉄頭功)>ウォン・ヤッフェイ ニ師兄(旋風脚)>モー・メイリン 三師兄(鎧の肌)>ティン・カイマン 四師兄(魔の手)>チェン・ヴォクン 六師弟(軽功)>リン・ヅーソォン ムイ>ヴィッキー・チャオ公式サイト●感想ほか この作品ほど、映画館で観れなかったことを後悔した作品はない。 破天荒な展開とギャグだけが売りの映画だと思っていたが、いい意味で裏切られた。度肝を抜かれたと言ってもいい。無茶苦茶な設定やシーンを、力技で観客に受け入れさせてしまう(少なくとも自分はそうだった)パワーと、泥臭いまでに直球勝負な濃ゆい演出。とにかく半端じゃなく熱いのだ!(暑苦しいとも言うが(^_^;)) 序盤、些かスベり気味のギャグと登場人物のイタさが鼻につくのは、ある意味古き良き香港映画のお約束なので仕方がないが、主要メンバーが集結し始める中盤あたりから、俄然面白くなる。後はサッカーボールが炎を纏い敵(笑)チームを薙ぎ倒そうと、肥えたFWが舞空術よろしく宙を舞おうと、「ありえねー!!」とツッコミながらも、作品世界にのめり込んでしまうのだ。 ツカミはばっちり(爆)のオープニングも必見! あまり期待していなかった生身のアクションが、しっかり香港映画してて爽快だった事も思わぬ収穫のひとつ。 蛇足ながら最終決戦における、ヒロイン・ムイの坊主頭に萌え。このシーンで初めて彼女を可愛いと思った。 「Gガン」「味ッ子」の今川監督的な濃さについて行ける方なら、レンタルして損はない。「空手バカ一代」等の昔懐かしいスポコンものに郷愁をおぼえる方も是非。ジェネオン エンタテインメント 少林サッカー-「少林少女」劇場公開記念 スペシャル・プライス版-