風来坊の養生所

2006/09/20(水)21:10

ここはどこやろ?あっ!病室や。生きてるんや、良かった!

気が付いたら目が覚めていて「ここはどこやろ?」と初めて見る光景を目の当たりにして「あっ!病室や、救急病棟から移されて来たんやな。」と分かって「そうや、生きてるんや!意識が無くなっていたからもうアカンと思うたけど生き残ったんや。良かった!ホンマに助かって良かった!」と一命を取り留めたのを自覚してホッとした。 普段と違う感覚に気付いて目をやると右手の甲には水分補給の為の点滴の針を差されていて、鼻には呼吸の補助用に酸素吸入のチューブが入れてあるのと下腹部には尿管のチューブを繋がれていた。看護師が来て健康状態をチェックすると体温が平熱以下に下がっていたがやっと落ち着けた様で一安心である。既に夜が明けて朝になっていたので朝食が運ばれてきたが熱中症の後遺症かまだ体が満足に動かせずに付き添いで泊まっていた父の補助で何とか食べる事が出来た。 入院中の食事の内容はこの日の朝も含めて主食の御粥の他には汁物・煮物が1~2品と朝食・夕食には牛乳1パック(200ml)と昼食には日替わりでヨーグルト・プリンなどがついていた。学生時代に盲腸の手術で入院の経験があったけど病院の食事が出される時間帯は世間一般に比べて早めで夕食は6時にならないうちに配られるし昼食も12時を待たずに出されて来る。 昼食を済ませた後で看護師から現在の病室は緊急入院した患者用の入る場所でこれから一般病棟の病室に移る旨の説明があり程無く引越しとなった。移動はベッドに乗せられたままで点滴・酸素吸入装置・尿袋も着いた状態で廊下に出て途中でエレベーターに乗って上階の一般病室に入った。夜になって消灯時間の9時には天井の照明が消されたが、体もまだ起き上がれずに点滴や酸素吸入器も着いた状態で一体いつになれば退院出来るのかと気持ちが落ち着かないまま眠りに就いていた。 「ホンマによう助かって生き残ったなぁ、意識を失いながらもうアカンのかという雰囲気やったけど生きてて良かったで。」

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