風来坊の養生所

2007/04/16(月)18:36

マッサの勝利でフェラーリ反撃、琢磨のリタイアは無念やなぁ。

F-1第3戦は砂漠の砂嵐で路面が滑り易い環境下のバーレーンGPを迎えて予選の結果、ポールポジションは2戦連続でマッサ(フェラーリ)がGETして2位に並ぶのは前回2位の表彰台に上がった新人ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)で、3位がライコネン(フェラーリ)と4位のアロンソ(マクラーレン・メルセデス)という具合に1戦・2戦の勝者が2列目になるというフェラーリVSマクラーレンの交錯するフロントである。 日本車勢はトヨタ勢の9位にトゥルーリと14位にR・シューマッハの間の13位にスーパーアグリ勢のデビッドソンが入り込み、その後にHONDA勢の15位のバリチェロと16位のバトンが続き、その後にスーパーアグリ勢のもう1台佐藤琢磨は予選突破ならずで17位からのスタート順となった。レース開始となってライコネンの前にアロンソが出たが後方ではバトンとスピード(トトロッソ)のマシンが接触に遭いコース上で止まった為イエローフラッグが出て今期初のセーフティーカー先導の周回となり、スティール(スパイカー)は損傷したフロントノーズを交換のためにピットインした。 4周目にセーフティーカーが除かれてレース再開となるがアロンソに抑えられた状態でライコネンはなかなか前に出られずに、トップ争いのマッサ及びハミルトンと3位争いのアロンソ並びにライコネンとの差は広がって行くがその後からハイドフェルド(BMWザウバー)が差を詰めていた。レースが20周近くになると各マシンが1回目のピットストップを行ない始めて上位陣ではハミルトンが最初にピットイン、続いてマッサ・アロンソ・ライコネンとマクラーレン勢がフェラーリ勢より先にピットインとなってこの作業によってライコネンがアロンソを逆転して3位と4位が入れ替わった。 レースが中盤を過ぎた辺りの32周目で遂にハイドフェルドがタイムの伸びない去年の王者アロンソを抜いて4位に浮上した。その後の35周目にホームストレートを通過の佐藤琢磨のマシンが白煙を噴いてピット出口横の路肩にストップ、開幕3戦目にして無念の今期初のリタイアとなってしまった。 残り17周目にトップのマッサがピットに入ると1周後にはライコネンという具合にフェラーリ勢が先に2度目のピットインを済ませると、ハイドフェルドもピットストップを経てコースに戻った。ウェーバー(レッドブル・ルノー)がマシンを路肩で止めたすぐの残り14周でマクラーレンはアロンソを先にピットインさせるがハイドフェルドを抜けずに5位のままだったが、次の周にピットインしたハミルトンはライコネンを抑えて2位を保った。 レースも終盤の残り5周となったところで今度はスーパーアグリ勢のもう1台のデビッドソンのマシンも白煙を噴いて路肩にストップしてリタイアとなったが規定の周回は走っていたので完走扱いで16位となった。一方上位陣の順位はその後変わる事無く3戦目にしてマッサが今季初勝利で2位には新人ながらもハミルトンが3戦連続の表彰台をGETして、3位には赤き狼ライコネンという3名が入賞となってハイドフェルドに抜かれたままのアロンソは5位に沈んだ。 「3戦目はマッサが勝ってハミルトンは今度も表彰台GETで益々フェラーリVSマクラーレンの2強状態が続きそうやな。今回は琢磨がリタイアでデビッドソンも完走扱い言うてもスーパーアグリの2台共トラブルで煙が出てマシン止まったのは痛いなぁ、ヨーロッパラウンドではマシンをちゃんと整備してリタイアせん様に頑張って欲しいもんやな。」

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る