今期のラグビーのトップリ－グはかつての平尾・大八木・大西・薮木・萩本等のアクの強い個性豊かな面々が活躍して無敵の常勝軍団として新日鉄釜石に次ぐ7連覇をやってのける黄金期があった神戸製鋼が、全盛期を思い起こすかの様な全勝無敗の快進撃で首位を独走状態でリーグ総合順位決定トーナメントに進出を果たして花園ラグビー場でトヨタ自動車との対決を迎えた。

戦いの場となった「近鉄花園ラグビー場」はラグビーワールドカップの開催に備えてスタンドの改修・スコアボードのカラービジョン導入・サイドスタンド新設・ナイター設備の新設等の大改造を行ってかつて自分が観戦に行った頃とは大幅に生まれ変わった。

試合は先にペナルティーゴールでトヨタ自動車に先制されたがハッティングのトライで逆転して以降は常に神戸製鋼がリードを保つ展開でキッカーのダン・カーターの活躍もあってトヨタ自動車には1トライを許しただけで、３トライを決めてゴールキックも確実に入れた神戸製鋼が３１－１９でトヨタ自動車を下し秩父宮ラグビー場での戦いでヤマハとの延長の死闘を制したサントリーとの決勝戦へコマを進めた。

トヨタ自動車を撃破した勢いでサントリーも倒して２０年近くも遠のいていた日本一の座を奪回して、今は亡き平尾ＧＭに最高の供養になる様な結果を出す事を期待したい。

「もうあの無敵の常勝軍団と言われた頃から２０年近くも経ってたんやなぁ、今期の好調がこの先も続いてくれてかつての常勝軍団の再来になって欲しいもんやな。」