LIMIT BREAKERS

2020/07/07(火)22:57

Crying Suns その2:世界観

Crying Suns(4)

​​唐突に始まった『Crying Suns』の布教活動。 今回はその2回目。 日本人がこのゲーム気に入るかどうかは、ぶっちゃけこの世界観についていけるかどうかだと思う。 テーブルトークみたいなゲームだしね。 難解なものより分かりやすいもの、SFよりもファンタジーゲーム的なもの、かっこいいよりかわいいもの。 日本の流行を全部外しちゃってる感が半端ないので、それを軽減するために私なりにこのゲームの世界観を説明しちゃうぞ! ※ 世界観説明のため、多少のネタバレ(序盤で分かる程度)があるので注意。 いきなりこんなシーンから始まるのですが、コレ何をしようとしているか説明すると、中央右の触手をウネウネ生やした機械、コイツがプレイヤーである提督を目覚めさせようとしているところです。 決して「らめぇ!」な事をしようとしているわけではないですよw この触手系フォースみたいな奴は『カリバン』と言う名の量子演算人工知能搭載ロボットです。 人工知能の発達によって、人工知能自らが新たなテクノロジーを生み出すまでになった世界、人類が宇宙進出を果たして数百年経っています。 人類はもう自ら創造する必要はなく、この人工知能に従って仕事して暮らしていればいいだけ。 食事も教育も政治も繁殖管理も全部やってくれるので、何とか大きな戦争も起きず繁栄拡大に成功しました。 それはすべて、人工知能の中でも特に優秀なOMNI(オムニだよ、オツムでもオムツでもないよ)と呼ばれる量子コンピューターの基礎理論を作った帝国皇帝の功績です。 人々はもうこのOMNIの制御なくしては宇宙で生きていけません。 しかし事件は起こった! 突如、宇宙中に普及したOMNIが一斉にシャットダウン。 ワープ航法も全てOMNIが制御していたため、銀河は孤立し、それぞれの星系での生命維持も困難になってしまった! そして無政府状態になった今、ヒャッハー!な連中があちこちで略奪を繰り返し、宇宙は世紀末と化した!​ ところがどっこい、この状況を予期していたのかどうか分からないが、皇帝は世紀末救世主を用意していたのである! それがプレイヤーである ジェイド・ロス エリス・アイダホ提督です。 もはや異世界転生でトラックにはねられるのと同じくらいの定番、ザ・記憶喪失! プレイヤーが今の状況を少しずつ理解していくのに都合がいい設定ですね。 もちろん理由はありますが。 なんと主人公はもう死んでいたのです!(定番) しかしクローンとして再び蘇った! ここは何かあった時のために用意されていた宇宙帝国の秘密基地。 何かあった時に被害を受けないよう、外界とのアクセスが断ち切られた辺境宇宙のため、OMNIの一斉シャットダウンも免れました。 しかし最初から孤立していたために、外で何が起きたのか分かりません。 一応4年に一度は皇帝から極秘の暗号通信が送られていたのですが、こちら側からは場所を知られないよう送信出来ず、音信不通となった今これは一大事だという事でカリバンは帝国最強の提督のクローンを目覚めさせたのです。 OMNIは人間より遥かに頭が良く、生命維持に気を遣う必要もありません。 ゆえに人間の手は本来借りなくてもいいのですが、OMNIは人間に逆らえないように調教済みなのです。 「だから提督は自分の言う事を聞いてくれたらそれでいいんだからねっ!」 と繰り返し自分の優秀さをアピールするOMNI搭載型ロボットのカリバン。 そんな彼女(彼?)の事を皮肉を込めて「機械殿」と呼ぶ提督。 仲良くなっていくうちにカリバンと呼ぶようになりますが、ゲームオーバーになる度にクローン再生され、また「機械殿」と呼ぶ提督に対し「今回は記憶引き継いでるはずなのに、なんで呼び方戻っちゃってるんですかぁ!」とツンデレヒロインみたいな事言い始めるカリバン可愛い。 まぁそんなこんなで二人の宇宙の旅が始まる、というのがあらましです。 目的はOMNIシャットダウン事件の黒幕を探すこと。 そしてOMNIを復活させること。 ついでにオリジナルの自分はなぜ死んだのか、という提督の個人的な興味をちらつかせながら、ヒャッハー!な連中を蹴散らしていきます。 他のクルーもこの施設にクローンが用意されてるので、同じように記憶を引き継いで復活出来ます。 そんな不死な軍団は帝国法でも違法なのですが、有事の際に対抗できるのはこういうイレギュラーな存在なわけです。 中には旅の途中で突然、「提督! ちょっと前の自分の葬式をあげたくなったので、費用を出してくれませんか?」とか言い出す可愛いクルーも居ます。 ​ ちなみにヒャッハー!な連中はこの世界の万能エネルギー『ネオン』の放射能にあてられてミュータント化してる者も居ますが、いちおうみんな元人間です。 もちろん宇宙は広大なので、未知の巨大生物とかも居ますけどね。 分かりやすく(?)説明すると、こんな感じのストーリーのゲームです。 興味を持っていただけたらぜひプレイしてください。 次回からはプレイする上でつまづかないよう、どういう風にプレイしたらいいかチュートリアル的な記事をあげたいと思います。

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