LIMIT BREAKERS

2020/07/19(日)23:33

デジタルゲーム版の大まかな内容

機動都市(58)

「機動都市」は元々ゲームのような設定の漫画や小説が流行っていたので、自分がSFでアレンジするならこうする、という名目で作ってた作品。 ゆえにゲーム化が容易。 公開停止してから今までの間に結構内容が変わってるので、今回は現在の開発状況をお伝えします。 例によって例のごとく、あくまで一人で勝手に遊んでるだけなので一般販売する事はないので、そこんとこよろしく。 備忘録を兼ねた独り言です。 現在制作している作品形式はデジタルゲーム。 ジャンルはローグライクハクスラダンジョンRPGといったところでしょうか。 グラフィックはまだ制作してないので、データだけでテストプレイしてる状態です。 プレイヤーは機動都市内部に送り込まれたエージェントを操作して、装備をチューンしながら仲間と合流し、制限時間内に機動都市を停止させるのが目的です。 機動都市内部で出会う人間はみんな送り込まれたエージェントであり、仲間キャラであると同時に情報交換や取引も出来る村人のような役目も果たします。 総数は50人くらいですが、これはボードゲーム作った時のデータを流用してるので、バランス調整してる間に変動すると思います。 初プレイ時はチュートリアルも兼ねて主人公であるサナでスタートしますが、一度仲間にした事があるキャラはアンロックされ、次回以降プレイ時にスタートキャラを変更出来ます。 ローグライクなので全滅したら終わり、また最初から。 サナは初心者向けに設定されているのですがキャラによっては最初からシビアな状況から始まるので、スタートキャラの選択がそのまま難易度選択になるような感じです。 そして各キャラの戦績は蓄積されていき、仲間にしていない状況でも効率的に各エリアで攻略をしてくれるようになります。 何度も色んなキャラでプレイしながら死亡フラグをへし折っていき、最終的に最適行動を取らせて完全攻略を目指すゲームになります。 理不尽に行き詰まるパターンにハマってしまった時、別のキャラでリスタートするのも攻略方法の一つ。 まぁマルチエンディングなので、何が最終目標になるかはプレイヤー次第。 キャラクター装備は敵ドローンを倒して、そのドローンを変形させて装着するメカ少女(男もいるけど)のような形態を取ります。 もちろん改造も可能で、アーマードコアのように各部位単位でカスタマイズします。 パーツ自体はデモンエクスマキナみたいにアタッチメントが付いており、同じ武器でも微妙に性能が違ったりします。 ここがハクスラ要素ですね。 敵は司令塔からの指示で動いているドローンがメインなので、司令塔を停止させればそのドローンは動かなくなりパーツ取り放題になります。 もちろん直接倒して奪ってもいいですが欲しかったパーツが欠損したりするので、ボスを倒せば好きなパーツをゲット出来るといった感じ。 ちなみに組み立てた装備セット(エクロージョンユニット)はドローン形態に変形させてペットのように連れて行く事も可能です。 余った装備はこういう形で携行し、戦闘中でも敵のタイプに合わせて換装出来ます。 キャラクターにもスキルがあるので、同じ装備でも装着するキャラによって戦い方も変わってきます。 重装備だとペナルティーがかかるけど、特定のスキルと組み合わせるために使うとか。 もちろんカスタマイズによってはそのペナルティーを帳消しにする事も可能です。 組み立てが終わったらカスタマイズが終了ではありません。 実際に戦闘中にこの装備をどのように活用するか、カードゲームのようなデッキセットアップが必要です。 戦闘中のアクションコマンドはカードとして表現するのですが、このカードはエクロージョンユニットに搭載したデバイスとキャラのアクティブスキルを組み合わせて登録します。 基本は武器スキルと移動スキルを組み合わせて一枚のカードにします。 例えばマシンガンとローラーダッシュを組み合わせたら、ローラーダッシュしながらマシンガンを撃つアクションコマンドが一枚完成。 さらにマシンガンとブーストジャンプを組み合わせれば、ブーストジャンプで空中からマシンガンを撃つアクションになります。 このセットアップはマシンガンを一つしか装備してなくても、ローラーダッシュとブーストジャンプを搭載していれば2種類のカードを作成可能です。 そして定められたデッキルール制限に従って、好きなカードを上限枚数までコマンドデッキにセット。 これで戦闘準備が完了です。 戦闘は探索中のブロック単位で行われます。 戦闘行為が始まるとゲートがロックされ、特定の条件を満たさない限り逃げる事は出来ません。 シミュレーションゲームのようにヘックスで区切られたフィールドにキャラを配置して戦います。 戦闘が始まると敵味方全キャラのカードをランダムに混ぜて山札を形成し、そのブロックで一度に行動出来るアクション数の数だけドローします。 狭い部屋だと同時に行動出来るキャラが少ないとか、動きやすさや回避困難な状況をこのように表現しています。 当然ランダムに山札に送り込まれてるので、ドローされたカードが全て味方のカードである事もあれば、敵味方入り乱れていることもあるし、一人のキャラが複数回行動出来る場合もあります。 それぞれのカードには移動範囲と攻撃範囲が設定されており、カード毎にどこに配置するか決めます。 攻撃対象は決める必要はなく、相手がその範囲に居れば自動的に攻撃します。 スパロボのような射程距離だけの概念ではなく、チェスや将棋のような一癖二癖もある攻撃範囲と移動範囲が特徴。 キャラの向きも重要なので旋回動作が出来るかどうかも大事になってきますが、これらは全てカードのカスタマイズ次第。 全員の配置を決めたらカードに設定されたスピード順に行動。 相手も動く場合があるので、配置時には攻撃範囲に入っていても外れる可能性もあり、進路を妨害される事もあります。 相手も行動出来る場合はスキャンして行動を予測したり、仲間と連携して当てる状況を組み立てる戦略も必要なストラテジーバトル。 つまりデッキ枚数の多いキャラの方が細かく立ち回りが出来るのですが、その分攻撃力が低かったりするので、重装キャラの攻撃を当てるための立ち回りも大事です。 そうは言っても小回りが利くスピードキャラで、手数を稼ぐのが一番手っ取り早く感じるかもしれません。 そこでこの作品でちょくちょく出て来るキーワード「バリアシステム」の概念が大事になってきます。 敵、味方ともに殆どのキャラにはバリアシステムが搭載されており、バリアがないと瞬殺されます。 軽装備は相手のバリアシステムを突破するのが難しく、逆に突破されやすいんですね。 バリアブレイクした状態なら弱い攻撃でも簡単に相手を破壊する事が出来ます。 攻撃には3種類の属性があり、それぞれに対応したバリアで防御が可能です。 まず一つはソリッド属性。いわゆる通常物理です。体勢を崩す効果にも期待出来ます。 ソリッドバリアがあるとダメージが軽減され、バリア値の方が上回るといくら攻撃しても無駄です。 もうひとつはビーム属性。エナジー消費しますが、比較的ダメージを通しやすい。 ビームバリアが付いていると、どんな強力なビーム兵器も無効化してしまいます。 最後はドース属性。BUFFやDEBUFF専門の魔法みたいなものだと思っていただければ。 ドースバリアは存在せず、ドースレベルという概念があります。 各キャラには装備によって当たり判定が設定されており、その各部位毎にバリアの種類が設定されています。 射撃は基本的に点の攻撃なのでピンポイントで防がれる確率は高くなりますが、近接攻撃は面の攻撃で一度に複数の部位を攻撃するのでダメージを通しやすいのですが、相手が近接防御手段を持っていると逆にカウンターを受ける危険性もあります。 詳細は語らずとも、この時点でかなり複雑なシステムに思えるかもしれませんが、チュートリアルで少しずつ理解出来るようにしているつもりです。 チュートリアルキャラであるサナ本人の能力はあまり高くないのですが、彼女は比較的強力な仲間と合流しやすいので、すぐに色んな戦略を試せるようになります。 探索中にも独特のシステムを採用していますが、中でも重要なのが「ブロックシフト」。 これも原作で何度もキーワードになっているだけあって、このシステムを使いこなすのが攻略の要になります。 機動都市は歩く超大型ダンジョンで、指定時間内に目的に到着するのを阻止するのが目的です。 機動都市は歩いたり各施設を稼働させるために、内部構造を頻繁に変形、移動させています。 これを内部からハッキングする事で、移動を遅延させて制限時間を伸ばす事が出来ます。 その際に内部ブロックをパズルのように回転させたりスライドさせたりするのですが、戦闘が予想されるブロックを回避したり、弱体化させたり有利な状況を作り出す事も可能。 エネルギーラインを切断する事で障害となる施設を停止させたりも。 もちろん自由にブロックを動かす事は出来ないので、可動基部を使えるようにするための攻略が先に必要です。 エージェントの中には戦闘よりも探索スキルに特化しているキャラも居ます。 最終的に倒す目標は居ますが、戦う前に弱体化させる攻略もあるし、生命維持を優先するサバイバルスキルの方が大事な時もあります。 敵は特定の条件を満たす事で警戒レベルが上昇し手ごわくなっていくのですが、探索を優先するなら戦闘を避ける工夫も必要。 エージェント達の最終目標は同じですが、分散して攻略しないと制限時間内に機動都市を止める事は出来ないので、中々仲間になってくれないキャラも居ます。 そういったキャラからクエストを受注する事もあるのですが、それは目先の目的がお互いに異なるためです。 困ってるのはお互い様、最終的に何人犠牲が出ようと一人でも生き残り、機動都市を停止させるのが人類側の目的ですから……。

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