2006/07/20(木)04:05
豪州の長靴にうっとり
近所のバーで。
「白が飲みたい」というと,
オーストラリアのシャルドネが出てきた。
金箔まだらにゴム長靴のラベル…なんじゃこりゃ。
ところが。
グラスに鼻を近づけると,香りがすごい。
うっとり…
えもいわれぬ,とはこのこと。
とろり渾然一体。
だが敢えて分解すると,
マスカット,ライチ,グレープフルーツ,レモン,バナナ,
蜂蜜,クリーム,バター,バニラ,麦藁…
味にえぐみはなく,酸味と甘み,苦味のバランスがよい。
後味はすっきりした苦味の切れがよい。
樽を使わずステンレスタンク,
コルクを使わずスクリューキャップ,
…となると,マニアックな感じは全くないが,
下手なブルにひけをとらず,
下手なカリフォルニアの嫌味もない。
しかも値段が1k台とくりゃ,ケースといわず,「トラック1台」買いたくなる。
(どっかで聞いたような台詞?)
ワインの名:ヴァージン・シャルドネ
生産者:トレヴァー・ジョーンズ
生産地:オーストラリア
生産年:2003
ブドウ:シャルドネ
種類:白
それにしても,どこが「ヴァージン」?
なぜ,ゴム長?
なぜ,ラベルが金色?
…その辺のセンスだけは,わからん。
(写真はWINE&WINEさんから拝借)