林艮酔記 

2006/07/20(木)04:05

豪州の長靴にうっとり

世界あちこち(19)

近所のバーで。 「白が飲みたい」というと, オーストラリアのシャルドネが出てきた。 金箔まだらにゴム長靴のラベル…なんじゃこりゃ。 ところが。 グラスに鼻を近づけると,香りがすごい。 うっとり… えもいわれぬ,とはこのこと。 とろり渾然一体。 だが敢えて分解すると, マスカット,ライチ,グレープフルーツ,レモン,バナナ, 蜂蜜,クリーム,バター,バニラ,麦藁… 味にえぐみはなく,酸味と甘み,苦味のバランスがよい。 後味はすっきりした苦味の切れがよい。 樽を使わずステンレスタンク, コルクを使わずスクリューキャップ, …となると,マニアックな感じは全くないが, 下手なブルにひけをとらず, 下手なカリフォルニアの嫌味もない。 しかも値段が1k台とくりゃ,ケースといわず,「トラック1台」買いたくなる。 (どっかで聞いたような台詞?) ワインの名:ヴァージン・シャルドネ 生産者:トレヴァー・ジョーンズ 生産地:オーストラリア 生産年:2003 ブドウ:シャルドネ 種類:白 それにしても,どこが「ヴァージン」? なぜ,ゴム長? なぜ,ラベルが金色? …その辺のセンスだけは,わからん。 (写真はWINE&WINEさんから拝借)

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