全て
| カテゴリ未分類
| フランスあちこち
| ブルゴーニュ
| ボルドー
| イタリア
| 日本酒
| 写真(機)&レンズもろもろ
| 山,あるいはGRD@山
| 日本のワイン
| 世界あちこち
| 食
| 泡
| その他のお酒
| 林艮的レンズ迷鑑
| ロワール
| ドイツ
| K10D
| D40
| GRD@平地
| EOS
| 銀塩
| 野鳥
カテゴリ:林艮的レンズ迷鑑
林艮的レンズ迷鑑#3。
50mmあたりのレンズは,昔は「標準」と呼ばれたが, ズームが主流になって,その面影はない。 けれどいちばんたくさん流通したため値段も安いし, 最も無理のない焦点距離だからか明るく魅力的なレンズも多いので, ついつい増殖する。 ところが同じ焦点域にマクロレンズも多いから, 困ったことになる。 朝,家を出るとき, その日の気分に合うレンズを選び, その日の気分に合うボディにつけて, カバンに放り込む。 その日はその1本勝負。 画角が合わないときは,あっさりあきらめられるが, 寄れないときはストレスがたまる。 だから寄れないレンズは,出番が少なくなる。 同じ焦点距離なら, どうしてもマクロを選びがちになるのである。 というわけで, 出番の少ない標準レンズたちの中に, 放流できるレンズがあるや否や, 電脳空間バトルロイヤルのはじまりはじまり・・・ Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 AEJ(Y/Cマウント) クリアにして色のりがよく, 「標準レンズの帝王」と言われるだけのことはある。 帝王を追放すると帝国が崩壊してしまうので, あだおろそかにはできない。 最近買ったばかりだし^^; 6群7枚,最短45cm,フィルター径55mm,絞り羽根6枚 中古相場は,20kを切るものから50kぐらいまで,さまざま。 Yashica ML 50mm F1.7 (Y/Cマウント) 派手さはないが,これまたいいレンズ。 富岡光学製だし,前期タイプ銀縁だし, とうてい手放せない。 5群6枚,最短45cm,フィルター径52mm,絞り羽根6枚 中古相場は,5~10kぐらい。 Ai Nikkor 50mm F1.8S (いうまでもなく,Nikon Fマウント) F3の出た1980年(たしかEMとともに)発売の,薄型「準パンケーキ」。 フォクトレンダー・ウルトロン40mm用ドーム型フードがよく似合う。 薄くてかっこいいから手放せない。 5群6枚,最短45cm,フィルター径52mm,絞り羽根7枚 中古相場は,15~20kぐらい。 Canon EF50mm F1.4 (Canon EFマウント) 我が家唯一のAF50mm。 今では仕事用の主役。 (ほんとは85/1.8の描写の方が好きなんだけれど, デジタル化にともなってやむを得ず・・・) 仕事用だから手放せない。 でも最近は,35/2に脅かされつつある。 6群7枚,最短45cm,フィルター径58mm,絞り羽根8枚 現役。新品価格は40k少々。 中古相場は30~38kぐらい。 Canon FD50mm F1.4 (Canon FDマウント) S.S.C.(スーパースペクトラコーティング,だったかな)ではない初期タイプ。 高校生のころ,FTbとともに最初に手にしたレンズ は手放してしまったので,去年ジャンク箱から拾ってきたもの。 EOSがFDよりフランジバックを長くしてしまったので, デジタルに使えず今では二束三文・・・ 6群7枚,最短45cm,フィルター径55mm,絞り羽根8枚 中古相場は3~9kぐらい。 Pentacon auto 50mm F1.8 (M42マウント) 東独製。もとはマイヤー・オレストン。 eBayで落札し,ギリシアからやって来た。 落札金額に送料を足すと,約$60だった。 なんといっても33cmまで寄れるのがチャームポイント。 それだけで,開放が甘かろうが,周辺が歪もうが, ぜんぜん許せちゃうのである。 4群6枚,最短33cm,フィルター径49mm,絞り羽根6枚 日本の中古相場は,10~15kぐらいかな。 SMC Takumar 55mm F1.8 (M42マウント) 安い割に,しっとりとよく写る。 でも,他の個性的なレンズたちと比べてしまうと, どうしても登場の機会が少なくなり・・・ 5群6枚,最短45cm,フィルター径49mm,絞り羽根6枚 中古相場は5~10kぐらい。 Auto Chinon 50mm F1.9 (Pentax Kマウント) 八ヶ岳の麓,長野県茅野市にあった光学メーカー,チノンのレンズ。 いつぞや,ほとんどジャンク並みに安かったので買ったのだが, 実はまだろくに試写もしていない。 コシナ製か?という気がするが,富岡光学製という説も。 まあ,撮ってみないことには・・・ 売ろうと思っても二束三文だろうし。 4群6枚?,最短45cm,フィルター径49mm,絞り羽根6枚 相場というほど流通していない。 Cosina 55mm F1.2 (Pentax Kマウント) 数年前,新品を投げ売りしていたときに買ったもの。 最短60cmというのが,使いづらい。 (45cmでさえ,もう1歩寄れずにストレスがたまるのに) どこかへお嫁にやろうかな・・・ 嫁のもらい手が,いるだろうか。 6群7枚?,最短60cm,フィルター径58mm,絞り羽根9枚 これも「相場」というほど流通していない。 30k以上の強気の希望落札額を見かけたが,そんなにはしないだろう。 結局,放出できるのは,1本だけかな?^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[林艮的レンズ迷鑑] カテゴリの最新記事
いつの間にか「迷鑑」になってますね。(^^
それにしても、スゴイコレクション・・・ 標準レンズだけでこんなにいっぱいですか。 そりゃ、カメラに興味のない人には理解して貰えないだろうなぁ(^^; で、いざ手放そうとすると、何だかんだと気になって、結局手放せなかったり? (2008年03月11日 06時22分12秒)
ぅわははは!
名鑑⇒迷鑑!!!(ノ´∀`*) 脱力登山家どの、上手いこと申される! ふむー、お仕事で使ってるなら手放す必要なっしんぐなのでは? (2008年03月11日 09時05分03秒)
絶句ですね!撮影画像もみたいな~みたいな~^^
同じ被写体同じ条件でみたいな~みたいな~^^ お仕事で・・は、何を撮影してらっしゃるのでしょう。 差し支えなければ、・・ (2008年03月11日 21時06分20秒)
お初で申し訳ないですが、使いづらいcosina嬢をお嫁にもらいましょうか?
(2008年03月11日 22時28分56秒)
脱力登山家さん
「迷鑑」の方が,似合ってるでしょ?(^^ なんだかんだ言って,手放せない言い訳を書き連ねてるだけのような気がしてきました(笑) (2008年03月11日 22時59分44秒)
chihaya-Mさん
迷える子羊なもので(^^ゞ 仕事に使ってるのは,このうち1本だけです。 だから言い訳きかないんです(って,誰に対する言い訳?^^;) (2008年03月11日 23時01分27秒)
rurucaさん
>撮影画像もみたいな~みたいな~^^ >同じ被写体同じ条件でみたいな~みたいな~^^ ムリです。d(-_- キッパリ だって,9本ですよ~。マウントも違うんですよ~(^^; ちなみに,仕事では,差し支えのあるものを撮っているわけではありません(笑)が,ナイショ(^^ …まあ,大部分「人」,ときどき「物」という程度でお許し下さいまし(^^ゞ (2008年03月11日 23時04分48秒)
Gonさん
あ~,誤解を招く表現があったかもしれませんが,この場で売りに出してるわけじゃないんですよ(^^; せっかくのお申し出ですが,ゴメンナサイですm(_ _)m (2008年03月11日 23時06分35秒)
こんばんは、、おおお、盛り上がっていますね、、。
おおおお、、9本ですか、、凄いとは思ってましたが、、案外マメですね^^。 しかし、、OM.zuiko50mmF3.5が見当たりませんが、、標準マクロレンズバージョン、新旧東西下克上レンズバトルがいずれあるとの事ですよね、、。 そろそろ、花の季節ですから、、楽しみですねぇ、、^^;。 (2008年03月12日 05時28分03秒)
AUTO CHINON は富岡製です。
私の親父は昭和28年最初の学卒として富岡光学に入社しました。そんな訳でこれは富岡?というブログ記事が出るたびにコメントを入れさせてもらっています。当時、数は少なかったけれどもあのレンズは評判がよくてあちこちで売ってくれと受注をもらったということです。 そしてもう一つ MLレンズ あのレンズはツァイスの廉価版という話がありますが、MLはコンタックスの話が来る前の開発で、まったく関係はありません。30年近く前、私も一度バイトで鏡胴の洗浄なんかやったりもしました。 会社がなくなってから評判が高くなるのも皮肉ですが、当時 一線で働いていた人間たちも80歳になろうという今、富岡製品を大切にしてくれる人がいることを有難く思っているようです。 (2008年03月12日 21時21分36秒)
いえいえ、自分こそ林艮さんのブログに入ってこんな書き込みが最初で申し訳なかったです。
当方も50mmレンズは、m42、ヤシコン、EFの3マウントで所持しております。 標準だからこそ奥が深いです (2008年03月12日 23時28分49秒)
すばるさん
Auto Chinon,富岡製なんですね。スッキリしました(^^ MLも,ヤシカが販売戦略上ツァイスより安い価格設定にしただけで,全然別路線のいいレンズですよね。 いいものつくっていたのに,会社の名前が変わってレンズから離れて…さびしいです… (2008年03月13日 12時51分55秒)
|