カテゴリ:トラベル
チャオプラヤ川の上流の寺院をいくつか訪問した。
渋い日本のお寺との最大の違いはピカピカな点だ。 最初に訪れたのは、ワット・アルン。ワットはお寺。 別名暁の寺。 トンブリ王朝時代の守護寺で最高位の寺院。 三島由紀夫の小説のモチーフになった壮大な寺院だ。 中央の大仏塔は高さ79メートル。 階段はとても急で、降りるときは脚がすくむ。 大仏塔の頂上近くには3つの頭をもつエラワン象に乗ったインドラ神が祭られている。 きらきらと輝く陶器の破片が貼ってある。 夜船上から眺めるとライトアップされた姿がとても美しい。 渡し船で対岸に渡って訪れたのがワット・ポー。 バンコク最古の歴史を持つ寺院。 なんだこれは? と思ったら、涅槃仏の足の裏だった。 足裏になんだかいろいろ書いてある。 バラモン教の108の宇宙観が表現されているとのこと。 立ち上がったら、おそらく鎌倉の大仏や奈良の大仏よりも背が高いだろう。 タイ式マッサージの総本山となったのはこの足裏の宇宙観とも関係がありそうだ。 実際にここでマッサージのやり方を教えているらしい。 お寺の境内の2か所の東屋では1時間1000円くらいでマッサージもしてくれた。 そして、圧巻は王宮に隣接するワット・プラケオ。 ここは王室専用の守護寺で、僧侶がひとりもいないという不思議な寺院。 この建物の中に、エメラルド色に輝く本尊が安置されている。 別名、エメラルド寺院と呼ばれる所以である。 あまりの美しさと荘厳さに思わず写真を撮りたい衝動に駆られるがここでの撮影は禁止。 胸に刻みつけて帰ることにする。 なぜか、隣国のアンコールワットのミニチュアが再現されている。 実物が歴史とともに崩壊の危機にさらされている中、貴重な存在だ。 この3つがバンコクを代表する本当に素晴らしい寺院群だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[トラベル] カテゴリの最新記事
|
|