サプライズ
今日は大きな事が起きました。といっても自称俳優や自称プロサァファーの醜態ではなく為替です。わずか数時間の間に円ドルで2円以上動いてます。急激なドル高、これだけの急激な動きは何があったのでしょう・・・そしてニューヨークの株式市場もついに9,400ドルに手が届きました。サプライズは今日発表された米雇用統計が予想を上回る好結果だったこと、失業率の下げ止まりが数字で裏付けられたようです。もうひとつのサプライズは米AIGの第二四半期の決算が黒字になったこと、2年近く赤字が続いていただけに大きなサプライズとなったようです。ここ一ヵ月ほど企業の好決算を背景に上げ続けた株式市場はここ数日足踏み状態でしたがこれにより暫くは上向きになるかもしれません。でも実体経済は未だ不況で雇用状況も改善がみられていないし労働者の大半は収入が減少しているのが実態でしょう。米国の雇用統計も7月の失業率は9.4%(エコノミストの予想は9.6%)と相変わらず高水準でどこが好結果なのか私には解りません。株価は半年後をみるといいますが今の株価は2~3年後をみているのでしょうか?なかなか実体経済は株価のように右上がりにはならないというのが実感です。しかも株価の上昇に合わせるように原油価格も再び上がり始めているのでせっかく今年下がった食料品などの価格が来年には再値上げしそうな勢いで心配になります。今晩これからどう動くか定かではありませんが、このニューヨーク市場の上げ、為替の円安をうけ来週月曜日の日本の株式市場も大きく上げるかもしれません。輸出株、金融株を中心に大きく値を上げ日経平均もおそらく今年度の最高値を記録するでしょう。この不況下でまた株のマネゲームが始まっています。