チャオの国から～子育てな毎日～

昨日、息子のカーニバルの衣装を買いに行った。

家族みんなで一緒に行ったのだが、

息子が離乳食の時間だったので、

私と息子は車中で待ち、夫と娘で買いに行った。

先日も書いたが、娘は今年は「白雪姫」なので、

やはり姉弟で関係がある方がいいだろうということになり、

七人の小人を探したが見つからなかったので、

王子様にすることにした。

息子のは、確実に来年同じ物は着れないので、

中古でも何でもいいから、とにかく安い物を、

と言っていたのに、

夫は予算の３倍近くを支払って、娘と同じ値段で買ってきた。

私はブツブツ文句を言っていたが、

「縫製からデザイン、生地・・・と、
　何から何まで他の物と違い、
　これこそ娘の白雪姫にふさわしい王子様だ」

と夫は力説して大満足。

ところが同じ金額を支払ったこの二つの衣装。

どこをどう見ても息子の王子様の方が立派である。

娘の白雪姫も華やかでかわいいが、

息子の王子様に比べるとかなり安っぽく見える。

娘は小柄で華奢な体型なので、

ピッタリ体型に合っていないと、

服に着られたみたいになるので、

それのせいで余計に安っぽく見えるのだろうが、

それにしてもこれはちょっと困ったことになってきた。

今日になって娘が白雪姫を着ないと言う。

もう今週末あたりからボチボチ仮装し始めるので、

私達も張りきって衣装持参で出かけたが、

他に仮装をしている子供達を見ても、

着ないと言い張る娘。

まぁまだそんなに皆が本格的に着ているわけではないし、

今日は別にいいじゃないかと私は思っていたのだが、

夫は一人とてもショックを受け、

息子に立派な物を買ってしまって、

娘が気を悪くしたのだと自分を責めた。

「そんなことはないよ」と慰めても落ち込む夫。

娘に「お願いだから着ておくれ。」と、

必死に頼んでいたが、やっぱり着ない。

仕方なく息子にだけ着せたら、

これまた事態を更に悪化させた。

何故なら王子様になった息子が大注目を浴びたのだ。

私の目には娘が着たがらない理由は、

弟の衣装のせいよりも、

まだ仮装している子の方が少ないから・・・

という風に映ったが、

夫はどうしても自分のせいにしたいらしく、

息子に注目する人達に、半ば非難的な目を向けた。

そして娘はそんな夫の気持ちを汲んでか、

はたまた夕方になって更に仮装した子供が増えたからか、

突然着ると言い出した。

夫がどんなふうに喜んだかについては言うまでもないが、

娘もとても嬉しそうで満足そうだった。

娘が本当の所はどんな理由で着たがらなかったのか、

それは結局わからず終いだが、

来週末あたりから更に盛り上がるカーニバルに向けて、

夫の切なる願いを聞き入れるためと、

もちろん娘のために、

私は大の苦手分野である裁縫で、

無い力を精一杯振り絞って、

白雪姫を何とか今より見栄えのするように、

手を加えてみようと思う。

今より更に事態が悪化しなければいいが、

来週末あたりにこのブログでも写真を公開しようと思うので、

どうぞ皆様、ちょっとだけご期待ください。