2007/03/19(月)06:27
イタリア式かくれんぼ!?
公園に行くと、いつも真っ先にお友達探しをし、
気の合うお友達が見つかったら、
ずっと一緒に遊ぶのが好きな娘。
そして、必ず決まって「かくれんぼ」をする子供達。
いつも、そのかくれんぼを見ていて、
不思議に思うこと。
「それって、イタリア式なの?」
私が子供の頃にしていたかくれんぼって、
鬼になった子は目隠しをして、
10とか20とか数えて、
「もういいかい?」と聞き、
「まぁだだよ」と言われればまた数え、
「もういいよ」と言われれば探し始める。
そして見つけたら、ダッシュで元の位置まで走り、
「デン!」と先に手を着いた方が勝ち!
というシステムだったと記憶しているが、
こちらの子供達のするかくれんぼは少し違う。
まず一人が鬼になって数えるあたりは同じだが、
数える数が少ない。
多くても10。大抵は5とか、短い時は3ということもある。
そして「どこ~~~?」と言いながら探し、
見つけたら「あっ!見っけ!」と言い、
見つけられた方は「見つかっちゃったぁ~」
で終わりである。
そして鬼と隠れる子が交替する…
という具合に進んでいく。
いつも思うが、5とか3だけ数えても、
隠れる方は到底間に合わないわけで、
それでも容赦なく探し始める鬼。
鬼が探し始めた時には、
まだ隠れるべき子はウロウロしているわけだが、
それを隠れる方は特に気にすることなく、
マイペースに隠れる場所を探し、
鬼もそれをちゃんと待って、
当たり前のようにそこへ見つけに行く。
そして「見っけ!」「見つかっちゃった!」
の会話が交わされる。
たまに鬼が数えている間に隠れられたりすると、
鬼が「どこに居るのぉ~?」と探し始めたら、
一瞬だけ待って、すぐさま「ここよ~!」と、
自ら居場所を教える隠れる人。
とまぁ、こんな具合に、
全く危機感も緊張感もない、イタリア式かくれんぼ。
それでも、どの子供も好きで、
一緒に遊ぶと必ず行なわれる遊び。
私は日本の5歳児が、かくれんぼをしている所を、
見たことがないので、何とも言えないが、
まだ5歳くらいなら、
これくらいのかくれんぼしかできないのか、
それとも、これはイタリア人らしく、
適当なルールしか成立していないから、
こんなアバウトなかくれんぼになるのか、
本当のところを知りたい私である。