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テーマ:今日の出来事(292785)
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本題に入る前に、
まずは本日、無事に滞在許可証の申請手続き完了。 一年に一度のこの手続き、 ナポリでの生活の、他の何と比較をしても、 やはりこれ以上にガックリ、グッタリくることはないだろう。 11月の初旬に前年度の期限が切れてはや2ヶ月経過。 北イタリアのミラノに行けば、 この申請手続きから受け取りまで、 全て含めて即日で手続きが完了するらしいのに、 (↑数年前に聞いた話ですが…) 申請するだけで、すでに2ヶ月も経過しているナポリって…!? 勿論その間、夫は十数回と色んな所へ足を運ぶわけで、 ホント、無駄な事に時間を使わされる。 そして晴れて受け取れる日は一体いつ? 6月までに受け取れなかったら、 日本に帰れないんですけどーーー??? そんなわけで、毎年のことながら、 申請手続きの最終段階の一回のみ、 子供達は本人確認のため、足を運ばねばならない。 なので今日は、二人揃って学校を休んでいただきました。 毎日、喜んで学校に行くにも関らず、 休むとなったら大喜び。ま、そんなもんでしょうけれど…。 ただ書類を提出するだけで、待つこと3時間。 終わった時にはちょうどお昼過ぎだったので、 来週の月曜日で返却期間が終わってしまう「もみの木」を、 返しに行く事にした。 昨年に引き続き、 お馴染みの大型家具・雑貨店「IKEA」で買ったもみの木。 10ユーロで購入し、 定められた期間内に返却しに行くと、 10ユーロ分の商品券と交換してくれるという仕組み。 警察を出てから一旦、家に戻り、 もみの木と引換券を持ってIKEAへ。 ところが、「さぁ、返そう!」となった段階で、 引換券を見て愕然とする。 「間に挟まっているはずのレシートがない!」 いや実はこれ、レシートを失くしたのではなく、 最初から引換券の間に挟んでなかったのだ。 犯人は私。 昨年はしっかりホッチキスで貼り付けられていたので、 今年もすっかりそうだと思い込んで、 2ヶ月近くも保管していたにも関らず、 一度も確認しなかったバカな私。 半分はホッチキスで止めなかった店員のせいだ! と言いたいところではあるが、 そんな事を言ったところでどうしようもない。 「タダでも絶対引き取らない!」と言われ、 渋々、またもみの木を持って帰ることに。 ところがここで、目をランランとさせた人が一人。 それは夫。 彼は、昨年初めて育てたもみの木が、 あまりにも上手く育たずに、結構、ショックを受けていた。 なので今年は買う段階からかなり気合いを入れ、 選び方から育て方まで、 何やら色々と知識を得て入手した。 買った後も丁寧に育てたところ、 見事、昨年とは違って、 この返却段階に来てもまだ、青々と葉がいっぱい残っていた。 なので彼は、何とかこのまま返さずに、 次のクリスマスまで育てたいと言っていたのだが、 やはりもみの木に、 ナポリの夏は越せないだろうということになり、 渋々返しに行くことにした夫。 従業員の人に引取りを断わられたその場で、 「このもみの木、どうにかナポリの夏を越せませんかね?」 と相談を持ち掛ける。 するといとも簡単に「育ちますよ」と答えるお兄さん。 彼は長年、園芸屋さんで働いていて、 夏を越したもみの木をいっぱい見てきたらしい。 「ならば!」と夫はキラリと目を光らせ、 車の上に摘んでいたもみの木を、 あっさり「持って帰ります。」と、 いつもの夫らしくなく、簡単に引き下がった。 そんなわけで、 また我が家に戻って来たもみの木。 今年のはあまりに大きかったので、 これからはバルコニーで生活してもらうことにする。 一旦は、全て散って落ちてしまうであろう葉を、 毎日せっせと箒で掃くのはちと面倒だけど、 かと言って、あのゴミの山の中に、 まだ生きている立派な木を捨てるのは、 あまりに忍びないので、 まぁ、これで良かったのかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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