チャオの国から~子育てな毎日~

2008/02/16(土)05:45

姉弟好プレー!

姉&弟(67)

「姉弟」と言っても、 本日の話題は我が子達ではありません。 1月より、新しくウチに、 ピアノのレッスンに来ている一組の姉弟。 5年生のお姉ちゃんと2年生の弟である。 ハッキリ言って、イタリア語で教えるのは、 私にとって大きなストレスである。 自分の表現したいこと、伝えたいことが、 半分くらいしかできないからである。 その上、自分の子供達を見ながらのレッスンなので、 かなり精神的負担が大きいために、 今までは極力生徒を増やさないようにしていた。 それでも友人の子や、近所のよく知っている子なら、 あまり気兼ねもないので教えていたけれど、 この姉弟は、全く見ず知らずの子供達だったし、 はるばる2本もバスに乗り継いでウチまでやって来るので、 そんな事をされると、 余計に精神的負担が大きくなるので、 何度もやんわりと断わった。 しかも家が遠いので、 6時より前には来れないという彼ら。 そんな遅い時間に来られて、 しかも二人と言う事は、 合計一時間は、私は彼らに付きっきりになるので、 その間、確実にグズるであろう息子を抱えて、 とてもレッスンするなんて不可能だと思った。 ところが実際レッスンを始めてみれば、 この姉弟、それはそれは素晴らしいベビーシッターであった。 レッスンは一人一人行なうのであるが、 一人のレッスンが始まるとすぐさま、 もう片方はウチの子供達を連れて、 子供部屋へGO! その間、全く飽きさせることなく、 絶えず子供部屋から笑い声が聞こえてくるほどに、 ずっと何かしらして遊ばせてくれる。 そして片方が終わるや否や、 すばやく交替して、 また同じように遊んでくれる彼ら。 その徹底ぶりと言ったら、 私が受け取ったレッスン代を、 半分返そうかと思うほどである。 おかげで、レッスンしている一時間の間、 子供達は一度も私の側に来ることはなし! 彼らはベビーシッターさんと一緒に来ているのだが、 その彼女も、レッスンを見学しながら、 時々、子供部屋へも様子を見に行ってくれる。 彼らにしてみれば、 面倒を見てやっているというよりも、 単に一緒に遊んでいるという感覚なのだろうが、 あまりにも立派にその任務を果たしてくれるので、 逆にこちらがベビーシッターとして来てもらいたいくらいだ。 おかげでウチの子供達も、 「静かに待ってなきゃいけない」 という感覚を持たずにいれるので、 毎週、彼らが来る金曜日を、 月曜日から毎日、心待ちにしている。 引き受ける前は、 胃が痛くなるほどに悩んだものだったけれど、 今は引き受けて良かったなぁと思う。 「案ずるより産むが安し」とは、 まさにこう言う事を言うのでしょうね。

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