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母はかなりのど田舎にあった、とある廃村の出身だ。
いや、正確には母が生まれた時点でその村は既になかったので、祖母がその村の出身なのだが、、 元々は出雲の国にいた人たちを、幕府が東にもそういうのがほしいってんで、半分ほど引き抜いてきたとか、 明治になるまでは、ほとんどの人がその村の存在すら知らなかったとか、、 母からはいわく付きな話しを断片的に聞かされただけで、詳しいことはよく知らない。 おそらくは母も、祖母に聞かされたことを受け売りであたしに話しているだけなのだろう。 なんとなく秘密めいてるというか、石坂浩二の演じる金田一探偵が出てくる横溝作品の映画みたいというかw 少なからずその村に興味はあるのだが、、 肝心の祖母が母を生んで数年後に亡くなってるので、当然あたしが生まれた時点ではこの世におらず、話しのディティールを確認する術がない。。 そんなワケで、あたしが祖母といわれて思い浮かぶのはおばあちゃんではなく、 古いアルバムに収められたモノクロの写真の中、幼い母を抱く和服の若い女性の姿である。 幼い母を見つめる、美しくも儚げなその顔からは、まるで数年後にはまだ幼いままの母を残して逝くことを知っているかのような雰囲気をうかがわせる。。 どういう経緯かは知らないが、祖母はハーフの男性と結婚した。 写真に写る祖父は見るからに外人さんで、 クォーターの母は、アラフォーってのは後半含まれないから! といつもたしなめてはいるがw やはり東洋人からは憧憬のまなざしで見られる、わかりやすく華やかな美貌を備えている。 残念ながらその恩恵は次世代にはほとんど効力を失い、 あたしは欧米とか西洋とか、そういうのとはほぼ無縁の見るからに日本人な顔立ちだw 強いて挙げれば、茶色のクセっ毛、薄茶色の瞳、そんなに色白ってワケじゃないけど東洋人とはトーンの違うクリーム色の肌、、 とまあ、パーツばかりにその特性が伝わり、肝心の形状にはまるで活かされていない(失笑) なんなんだまったく。。。 ってね、、そんな話しじゃないんだよw でも今日はここまで。 このつづきはあたしが二十歳になってから書いてみよう。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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