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テーマ:機動戦士ガンダム(4161)
カテゴリ:ガンダムネタ
スターダストメモリーの後に見たガンダムは第08MS小隊
なのですがこのシリーズのすごいところは圧倒的なリアリテ ィです。特に注目したいところは、対人兵器の存在です。今 までの戦闘シーンってモビルスーツ戦がほとんどだったじゃ ないですか?しかしこの作品の舞台は「地球」さらに物語の 中心が従来の母艦を中心とする独立遊撃部隊と違い、拠点の MS大隊中にたくさんある小隊の内の一つと規模が小さいの です。だからと言って物語の規模まで小さいかと言うとそう ではなく、その分ゲリラ戦や人間関係にテーマを置き1年戦 争の裏側を描き出そうというガンダムの懐の大きさを再認識 させられる作品なのです。 特にゲリラ戦ってのが戦闘において重要で相手がMSである とは限らないのです。普通の村人とかが実はゲリラで襲われ たりする・・・事実襲われるのですが、主人公であるシロ ー・アマダはゲリラ行動を認めるかわりにジオンを倒すこと に協力を求めるわけです。もちろんすんなりいく訳ではない ですが、なんとかその交渉をまとめます。その村にジオン兵 が食事を求めてMSで入り込む。ゲリラは当初村が拠点であ ることを知られないように大人しくしているのですが、ジオ ン側にトラブルメイカー的な人物がいて戦闘を余儀なくされ るのです。シローはそれを助けるために奔走します。結果ザ クを倒すことに成功するのですが、村をめちゃくちゃにされ て怒り狂った村人達がそのパイロットに殺到するわけです。 恐怖に震えるザクのパイロットはある兵器を使います。それ が対人兵器です。それはザクの機体から射出されると空中に 向かい上昇します。直後それは飛散して(上空から散弾銃を 打たれるような感じ)多くの村人が苦しみながら死んでしま う・・・ かなりショッキングな兵器ですがそれまでのサーベルで切っ たりライフルで打ったらザクがドカンという割と爽快感のあ る戦闘に比べ、血生臭く・泥臭い・・・正に戦争というのは こういうものであると痛感しました。 悲しいけどこれ戦争なのよね(スレッガー・ロウ)を思わず 思い浮かべずに入られませんでした。 現実の戦争って飛行機やヘリ同士が落としあい勝敗が決する のと生身の人間が殺しあう白兵戦と2通りあると思うので す。3通り目は大量破壊兵器における無差別虐殺ですがこれ を認めると人類の存亡にかかわるのであえて入れません。前 者は主に海軍で人を殺すというより敵の兵器を撃墜するとい った感じであまりナマナマしくないと思うのですが、後者の 上陸戦など、直接手を下す相手が人間(戦車などもあります が)という戦闘のほうがナマナマしくリアルで気が滅入る感 じがしませんか?それをMS戦が売りのガンダムの中で表現 してしまうのですからこの作品すごいです・・・ なんか今日のは暗い感じになちゃいましたね^^;昨日のは 熱が入りすぎて空回りしてたと思って(客観的に見直して全 然面白くないと感じました。ごめんなさい)敢えてこういう 切り口から作品を語ってみました。後編ではもう一つのテー マ「人間関係」とやはり出てくる素晴らしきオヤジ達につい て語ります。 日本が戦争放棄国家で本当によかったですよね^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.09.06 01:49:11
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