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枝の分かれ方~分枝

枝の分かれ方~分枝
植物の枝の分かれ方(生え方)は、おおまかに4種類に分類できます。ただし、海藻にすべたが当てはまるわけではありません。構造自体が陸の植物と海藻とでは違うからです。
  1. 無分枝
    茎から枝が分かれず、直接葉が生えます。
    褐藻ノコギリモク、アズマネジモク、イソモク
  2. 二叉分枝
    茎の先端が二分され、大きさが同じ二本の枝になります。
  3. 単軸分枝
    主軸が発達していて、そこから側軸が分かれる。種子植物の分枝の基本形。
    褐藻ヤツマタモク
  4. 仮軸分枝
    主軸が単軸分枝のように発達せず、そこから生えた側軸が主軸に代わって発達します。
海藻の分枝分類

また、この4種類の分枝のほかに、海藻には、枝がなく根(仮根、付着器)から直接葉状部が生えるものがあります。さらに茎と枝と葉状部との区別が付かないものもあります。
茎、枝、軸
茎、枝、軸など用語が出てきました。ではこの用語を説明します。

植物の構造には、「根」「茎」「葉」「花」の四つの要素があります。構造については別ページで取り上げる予定です。今はまだできていないので、ここではごく簡単に紹介します。
植物に詳しい方でなければ、植物は根から幹(茎)が生えて、そこから枝が生えて、枝の先に葉が生える・・・と認識されていると思います。そのままでOKです。
海藻では、「付着器」など根に当たる部分から、一番太い軸(茎)が生えます。茎からは葉をつける枝が生えたり、軸より細く枝をつける側軸が生えたりします。ただ海藻では軸、枝、葉の区別がつきにくいものが多いのです。陸上の植物のように簡単にはいきません。


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