植物の形～樹形図～

植物の形～樹形図～

多くの植物は、根から幹が生え、幹から枝、側枝、そして葉や花をつけます。植物の全体的な形を樹形と呼び、大きく三種類に分けられます。海藻に場合は、さらに複軸型、無軸型があります。複軸型は、根（仮根、付着器）から軸が複数生える形で、基本的には単軸型と同じです。軸は樹木の場合の呼び方であり、草などの場合は茎と読み替えることができます。

1. 単軸型
   根から一本の軸（茎）が生え、その軸から枝（側枝）が複数生える型。
2. 仮軸型
   根から一本の軸が生えますが、途中から生えた枝が軸のように発達して、さらにそこから枝が生える型。
3. 中間型
   単軸型と仮軸型が複合した型。
   

   紅藻	オオブサ、ナガキントキなど

4. 無軸型
   根から直接葉状部が生えたり、軸と枝の区別がつかないものが生えそこから葉状部が生える型。
   

   緑藻	アオサの仲間
   褐藻	ワカメ・コンブの仲間

5. 複軸型
   根から複数の軸が生える型。
   

   緑藻	ミルの仲間など
   褐藻	マメタワラ、ノコギリモクなど