自立したダイバーになろう
ダイビングをもっと楽しく安全に楽しんでいただくために、「自立ダイバー」になるためのステップアップを自分の経験などから考えてみました。すべての人に向くものではありませんので…。参考程度までに。
- 自立への第一歩
- まずは、基本的なスキルを自信を持ってできるようにします。初めはガイドと一緒に潜って楽しみながらやってみましょう。
- バディ同士、自由にダイビングを楽しむ
- ダイブプランを考え、実際のプロフィールを元にダイビングを行う
などなどからやってみましょう。
- ダイビングプランを作って実行する
- ダイビングすること自体に自信が持てたら、次は自分達でセルフダイビングにチャレンジです。ダイビングプランを作って、それにそって潜ってみましょう。まずは、海の中で見て回ってみたい地点(ウミウシがいそうな所とか、ダテハゼがいっぱいる砂地とか)を数箇所決め、それを順番に見て回る簡単なルートを決定してやってみましょう。
- コンパスナビ・ナチュラルナビで予定していたルートを辿り、地点を探す
- コース泳いでいる最中に、ルート上(周辺)にどんなもの(目印や地形など)があるのか観察する
以上のことができるようになると、海の中の様子などがどんどん分かって楽しくなってきます。慣れてきたら、ダイビング中のちょっと寄り道したり、コースの変更にもチャレンジしてみましょう。
- 海の中をじっくり楽しむ
- ダイビングの目的にもよりますが、まずは楽しまないと。上記のダイビングプランを作って実行するができるようになると、同じポイントを潜るたびに、どんどんそのポイントが手に取るように分かってきます。もちろん海にも四季があるので、季節ごとに移り変わる様も感じ分かってきます。まずは、そんな海の中の移り変わりとそこに暮らす海の生き物を観察して見ましょう。
- バディごとに行動して、目的の地点やルート上(周辺)で、何かいないか、何か面白いものはないか探してみる
- 「あ、あれは~だね。」で終わらずに、~が何をしているのか、どんなことをするのか、ちょっと時間をかけて観察してみましょう
ダイビングスキルに自信が持てて、プランも立てその通りにダイビングできるようになると、自然と余裕が生まれてきます。そして、いままで目が向かなかったものにも目が向けられるようになります。せっかくの海の世界です。もっともっと海の世界を覗いてみましょう。
そして「あれはなんだったんだろう?」という疑問が生まれてきたら、さらにもう一歩進んでみます。図鑑で調べたり、インタネットで調べたり…。一番いいのは、何度も潜って「自分の目」で確かめることです。
- 自立したダイバーとして安全を考える
- あとは、ダイバーとして海の危険を知り、それに対処・対応できるようにできると、そろそろ最終目的の「自立したダイバー」が見えてきます。そのためには、このあとこんなことも考えておきましょう。
- DANレジャーダイビング保険に加入する
- 自前の器材がないなら揃えてみる
- ダイブコンピュータかログメモリー機能付き時計かをどちらか(私は両方使っています)最低限揃える
- 日赤や地域の消防署で開催されている救急訓練、CPR訓練などを受ける
- 定期的にダイビングを続ける
DANレジャーダイビング保険は、年会費は5,000円。加入すれば1年間有効で、国内外のダイビング事故に対応しています。私もインストラクター会員になって保険に入っています。自分の身は自分で守れるようになっておきましょう。救急訓練は、ダイビング指導団体指定のものもありますが、その指導団体の、例えばPADIでいうレスキューダイバーになるための前条件だったりするので、そのランクのダイバーになるつもりがなければ、日赤や消防署の講習のほうが現場の人が指導してくれ、なおかつ安いです。