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アオサ場

アオサ場
ゴロタ場に広がるアオサ場アオサ場は、薄い膜状葉が特徴的なアオサの仲間で形成され、極浅いゴロタ場や岩礁で見られます。浮島ビーチでは、エントリー直後のゴロタ場、水上トンネルのビーチ側近辺の岩礁に小さい規模のアオサ場が点在してます。小さいものではゴロタ一個の上にできるアオサ場もあります。

 
形成海藻
緑藻アオサ目ヒトエグサ科、アオサ科
生態系
アオサ場は、太陽光が十分に降り注ぐ浅瀬の岩の表面を覆うよう広がっています。藻場中でも平面的・局所的なものです。ゴロタ場のアオサ場では、ゴロタに着いたアオサやランソウモドキなどを食べる甲殻類、ギンポの仲間などがゴロタの隙間に隠れています。岩場のアオサ場では、藻食の甲殻類、ウミウシ、カエルウオなどが棲んでいます。ボラの群れも浅場のアオサ場に現れて藻を食べていきます。
アオサ場の四季
アオサの仲間は、雄性と雌性の配偶体(有性世代)と胞子体(無性世代)の姿がそっくりで区別がつきません。生活史は以下のようになります。
  1. それぞれの配偶体が配偶子を作る
  2. 配偶子を海中に放出
  3. 海中で配偶子がくっつき接合子になる
  4. 接合子が岩などに着底
  5. 接合子が発芽して胞子体へ
  6. 胞子体が遊走子を作る
  7. 胞子体から遊走子を海中に放出
  8. 遊走子が岩などに着底
  9. 遊走子が発芽して、雄性・雌性の配偶体になる


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