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ガラモ場

ガラモ場
ガラモ場 ガラモ場は、ホンダワラ類で形成され比較的浅い転石がある所で見られます。浮島では右手の水上トンネルのビーチより付近や、ゴロタ場で見られます。
 ダイビング関係者のほとんどが口にする「ホンダワラ」とは、ホンダワラ科やウガノモク科の海藻の総称として使っているケースがほとんどです。というのも、ホンダワラの仲間は見分けが簡単なようで難しいことと、やはり海藻への興味や知識を持っているダイビング関係者が圧倒的に少ないことが原因のようです。
 意外にも浮島にはホンダワラそのものはあまり見かけません。それでも、数種類のホンダワラの仲間がいたるところでガラモ場を形成しています。
 
形成海藻
褐藻類ヒバマタ目、ホンダワラ科及びウガノモク科など。浮島ビーチでは、ジョロモク、ヨレモク、ノコギリモク、ヒラネジモク、フタエモクが形成海藻になっています。
 ガラモ場といっても場所によって形成する海藻が異なります。ビーチからエントリーしてすぐのラクダ岩近辺の砂地・ゴロタエリアでは、海水の動きも穏やかで、ノコギリモクなど葉状部が広めの種類が主体となります。ビーチ左手にある浅瀬(ドラゴンホールに行くのに通過する水深2m程度のエリア)では、海面の波や水路を抜ける海水が激しく動いていて、そこでは細長く伸張し葉状部の細いヒラネジモクが主体となります。
 
生態系
ホンダワラ類は、葉の先が変形した気泡を持ち、その浮力でまるで陸上の植物のように水面に向かって立ち上がっているのが大きな特徴です。そのため、ガラモ場では立体的な海の生き物の住み分けが存在しています。
地表付近の下層部には極小の甲殻類。葉状部が生い茂り始める中層部には、小型魚や幼魚、コシオリエビなどの甲殻類。最上部に大きなカサゴやアナハゼなどの小型魚食の魚が身を隠しています。
大規模なガラモ場になると、クロホシイシモチの大群が産卵・口内飼育時期の拠点としています。浮島では初夏にアオリイカが産卵床として使っています。
 
ガラモ場の四季
ホンダワラ類は『一年生』種と『多年生』種に分かれ、多年生種の寿命は2~8年です。一年生種は幼芽が冬に出現し、春に成熟します。水温の上昇によって、一度先端部が夏枯れしますが、水温が下がる秋になると生き残った基部から再び生長します。
ガラモに産み付けられたアオリイカの卵GWが過ぎるとアオリイカの産卵が始まります


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