カテゴリ:ハプニング!
9月5日(日)
16months +15days ひさしぶりに「キレ」てしまった…。 今日は、久しぶりに家族3人で出かけよう!って決めていたのに、旦那は10時過ぎてもテレビに見入ったまま。 昨夜、シャワーをはしょっているというのに、浴びようとする気配もない。 「ねー、野中広務(テレビでは野中先生の半生を放映していた)いい加減にして支度したら?」 とイヤミを含んだ感じで言うと、しばらくしてからやっと腰を上げた。 ところが、彼がシャワーから出てきたころに雨が降り出してしまった。 「あーあ、雨が降らないうちに出かけたかったのに、誰かさんがグズグズしてるから…」 そんな私の発言がきっかけで口論がはじまった。 きょろ 「テレビをグズグズ見てるからこうなるんじゃない!」 だんな 「もう過ぎた過去のことをうるさく言われるのだいっきらいなんだよ!」 きょろ 「お風呂だって掃除してくれてないんじゃん!シャワーのついでに洗ってくれたったいいじゃん!」 だんな 「早くしないと時間がない!って言われると思ったからしなかったんだよ」 きょろ 「じゃ、なんでテレビなんかのんびり見てるのよ」 と、まあ、うちではよくあることなんだけど、ケンカの原因はほとんどが『テレビ』なんだよね~。 私は日頃、りーたんへの影響を考えて、決まった番組とビデオを見せる時以外は、テレビをつけるのを我慢している。 本当はドラマや流行がわかるワイドショーなんかが大好き!なんだけど、ここんとこ、最後に見た連続ものはキムタクの『プライド』が最後だ。 『東京湾景』も『冬のソナタ』もぜーんぶ我慢している。 でも、旦那はぜーんぜん素知らぬ顔で、休みというと、ずーっとテレビを垂れ流している…。 これが何回言っても効果なし。 最近では、ほとんど諦めてはいるけれど、外出するって決めた日まで、それはないんじゃない? とうとう感極まった私は、衣装部屋兼、物置き兼、旦那の書斎にひとりで入って大声で泣き始めた。 そして、床に落ちていた、旦那の命!ともいうべき『世界地図帳』(命の次に大事らしい)やら旅行ガイドやらをタンスや壁にむかって思いっきり投げつけた。 「ままー!」 部屋の中のものすごい物音にびっくりして、ドアの外でりーたんが泣きながら叫んでいる。 でも、もう止められない。 ドアを開けて入ってこようとする旦那とその腕に抱かれたりーたんに 「ほっといてよ!ママだって泣きたいんだ!」 と言って、バン!っとドアを閉めた…。 その途端、床に崩れて、つっぷして泣き出してしまった。 「なんで、家族っていう単位を優先したり、家族の一員として協力してくれたりしないのよぉ。ばか!」 しばらくして、旦那とりーたんが入ってきた。 旦那はともかく、りーたんは私のすぐそばにゴロンと横になって、顔を触ってくれたり、「まま?」と話しかけてくれたり…。 その時、我に返ることが出来た。 「ああ、子供ってありがたいなぁ」 しみじみ思った。 りーたんだけに(←だけを強調して読んでください)お昼を用意して、食べさせてから外出の準備を整えた。 「行くんでしょ?ついて行くから指示してください」 と、まだわだかまりがあるけれど、りーたんを外に連れていってあげたい気持ち半分、意地半分で出かけることを要請した。 家を出たのはすでに13時過ぎ。 赤ちゃんがいる家庭で、こんな時間から外出ってフツー有り得るんだろうか!? そんな時間に出発して行った先は、イクスピアリ、ボン・ボヤージュ、アンバサダーホテル、ディズニーリゾートラインを2周、東京ディズニーランドのまん前にある公園。 そう、舞浜くんだりまで行って、しかもディズニーランドの目の前まで行って入園しなかったの。 シェフミッキーでのお食事も20:50からしか取れない…とのことであきらめたし。(←ミッキーやキャラクターがテーブルに来てくれるレストラン) 『銀河鉄道999』の鉄郎が、 「いいな~、こんなところで遊んでみたいな~。でもお金ないしな…」 と顔と手を窓にぺたーっとくっつけて、羨ましがって見ている。 それを見たメーテルが 「鉄郎。これを(お金を出す)あげて遊ばせてあげたいのはやまやまだけれど、今日は時間もないし我慢してちょうだい」 「そうか…わかったよ、メーテル。ボク我慢するよ…でもいいなぁ、遊んでみたいな~」 …ってな感じの舞浜での休日とあいなった。 舞浜に住んでもいないのに、こんなことするのは我々だけだろうか? あー、貧乏性。 でも、入園できない自分達が可哀想でもあり、滑稽でもあり、なんだか笑えてしまった。(←だって子供みたいでなんか可愛くない!?) 喧嘩の後、なんだかきちんと和解しなかった割には、一応おでかけもできたし、なんとなく休日らしく終われたようで、よかった、よかった。 終わりよければ全てよし、なのだ。 子供を産むまでは、一回喧嘩したり行き違うとずるずると後に引きずって、執念深く、きっちり解決するまでは、何度でも何時間かけても話し合わなきゃ 気がすまない体質だったけれど、今ではその日の怒りは次の日にはまるで引きずらなくなった。(ように思う) ショックなことや、悲しいことは未だにずーーーーっと引きずるんだけどねぇ。 独身時代には大喧嘩のあとに遊びに行く…なんてまず絶対に有り得なかったもん。 でも、これが所謂「人間丸くなる」ってことなのかなぁ? ひょんなことから、ちびっと大人になっていた自分を発見したのでした。 え?違う? そっか。そーだ。 りーたんのおかげで自分を客観的に見れることが増えてきたので、少しずつ大人になることができてきたのかも…?なんだ。 そーだ。そうに違いない。 子供を通すと、自分って人間がよく見えてくるもん。 きっと私や旦那よりも徳の高い魂がりーたんになって、いろんなことを教えに来てくれているんだろうなぁ。 世話をかけるなぁ。申し訳ないなぁ…そんな風に思いました。 この日記を読んで、休日の過ごし方をちょっとでも考え直してくれるといいんだけどな~。 ね、旦那さまっ。 りーたんへ。 ママ、こんな醜態を見せてしまってごめんなさい! でも、大人だってカンシャクを起こしたかったり、思いっきり泣きたくなることもあるんだ。 大人気ないけれども、私は「親は完璧」を演じるべきだ…なんてこれっぽっちも思っていないよ。 だって人間だもの。 それに、私は「いいママ」じゃなくって「幸せなママ」でいたいと思います。 最近、それがやっと分かってきました。 だからまず、いつでも自分自身を大好きな自分がいて、そしてりーたんと幸せを分かち合えたらそれでいいんだ…って。 そう思って、いろいろ気負うことをやめました。 「わたし、自分が大好き!」そうりーたんにも思ってもらいたいです。 ちょっとここんとこ、ママの表情や遊び方、変わってきたと思わない? りーたんと同じ目線になって一緒に楽しむ方が、「ママと娘」でいるよりよっぽど自然で楽しいことが分かりました。 いつも、いつも「親育ち」に協力してくれてありがとう! あなたのおかげでいろんなことが勉強できています。 こんなママですが、これからもどうぞヨロシクね! 追記 上記のように思えるようになったのは、やっぱ『抱っこ法』のおかげかなー? 私の一方的な思い込みじゃなくって、気持ちを読んであげられるようになった(ように思う)し…。 結果として親としての自信も出てきたように思います。 カンシャクを起こされても、りーたんの気持ちを受け止めてあげながらの対処法もだんだんとわかってきました。 「泣き止ませる親」じゃなくって「心ゆくまで泣かせてあげられる親」を目指して、これからもがんばります! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年09月07日 12時25分25秒
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