リスボア物語

2008/02/13(水)01:42

金沢の夜は長い・・

食べ歩き日記(24)

さて、冬の金沢、食い道楽はまだ始まったばかりです! この日のメインイベントは、なんといっても金沢で美味しいお寿司を食すること。 bonさんが調べ上げて、なんでも金沢一美味しいという、「乙女寿司」に向かう。 ここ、全国口コミランキングNo,1でもあるのです!予約も連休ということもあってか、 1ヶ月前でも5時から6時半までの1時間半しか取れなかった。。でも、それだけものすごい 期待で胸を膨らませて向かった。   とてもこじんまりとした、昔ながらのたたずまいの店。大将も意外と若い。カウンターに座り、 目の前がもうまな板なので、仕事がすべてわかり、こっちもちょっと緊張。お寿司屋さんの カウンターはこの緊張感がなんとも言えず良い。メニューはお任せで。 出て来る出て来る、北陸産の美味しいネタが!ガス海老だって、待ってました!て感じだったし、 寒ブリの刺身だってもう新鮮そのもの。一番びっくりしたのが、のどくろの焼き物。ダシなどで 漬けて焼いてあるだけなのに、トロトロすぎて、味噌漬けみたいな味がする。こんな魚、始めてです。東京では赤ムツていうんですね。それからやっぱり個人的には「仕事」されている物が 好きな私としては、〆鯖や昆布締めは最高だった。 こうして美味しい物を食べるときは、あっという間に時間が過ぎる。気がついたらもう次の方が 待っておられた。もっとゆっくり飲みながら、だったら良かったんだけど、それでももう十分 楽しませていただきました。 もう夕食は終わったけど、時計を見ると、まだ7時前。どこかいいバーないかな、と路地裏をウロウロ除いていたけど、何しろ時間が早いから、なかなか開いていない。なんか、金沢らしいバーに、と思っていたけどたまたま通りかかって開いていたのは「コントワール」という落ち着いたバー。開いていた、というか、まだ開店10分くらい前だったけど、無理矢理入れてもらった(笑)。中は落ち着いた、ジャズのかかる暗めな照明の店。カウンターに座ってお店の方達と話をしながら飲みはじめる。   この日、キューバの葉巻を吸ってみた。といっても、私はたばこをいっさい吸わない人だから、葉巻にも興味なかったのだけど、こちらのマスターも吸わないのに葉巻だけは好きだという話を聞いて、口だけで美味しく楽しむ方法を教えてもらって、少し試してみた。うーん、どっちかというと、味よりもこの雰囲気が好きで吸ってしまう派かも。。まだまだですね。   こちらのマスター、とにかく歩く辞書みたいに博識な方!どんな話を振っても何か出て来るんです。ドリンクの種類の多さがきっかけで、私たちの行ったアイラ等のウイスキーの話や葉巻から始まり、お酒の由来や音楽の話など、とにかく色々面白い話が出て来る、出て来る。そして、金沢を盛り上げることをけっこう真剣に考えておられる熱いところがとてもよかった。そのマスターの下で働いておられるかっこいい女性の方や、見た目より驚くほど若い男の子も、バーテンダーという仕事に対してとても誇りを持っているのがわかる。 などと、美味しいお酒を飲みながら、楽しく時間を過ごしていると、え?もう夜中の2時??ということは、私たち7時間もここに座っているのー?!ていうことになっていた。やっぱり楽しいと、時間が過ぎるのって早いねー。 京都なんかは夜も早いし、こんなことがあったらもう朝までいるしかない!て感じだけど、金沢は色んな交通手段がある。まぁ楽なのはタクシーだけど、それは高いので私たちが取ったのは、隣駅まで寝台列車。といっても寝台車もある特急。なんかちょっと異国に来たみたいな感覚で、これから大阪方面に向かう夜行列車の若者を横目にほろ酔い気分で隣の小松駅まで変える私たち。 金沢の夜は長くて楽しい!の巻きでした♪

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