りーたんは、本当にいい子。それはママが一番よく知っています。
でも今はちょっぴり悪い子。

お散歩していると、すぐに抱っこをしてもらいたくなります。
お店屋さんの前を通ると、すぐに飴やフレンチフライがほしくなります。
お家にいる時、すぐにビデオが見たくなります。
ママがお料理をしていると、目に入る物なんでも欲しくなります。

そう、全然我慢が出来ないのです。

そんな時、「ギィ～～～～ッ」という声を出し、身体全体でイヤイヤを表現します。

傍から見たら、とっても我侭な子に見えるでしょう。
そう、確かに我侭。今のりーたんはとても「いい子」には見えません。
お顔もそんな時はとても意地悪な、そしてとても陰鬱なお顔になってしまいます。

でも、ママは知っています。どうしてりーたんがそんな事をするのか。
りーたんは寂しくて仕方ないのです。
ママに自分のお世話をして欲しくてしょうがないのです。
だから、寝かし付けなんてしたことがなかったのに、Kohが生まれてからママがいないと眠れません。
一度いえば分かっていたようなことも、何度も言わせて手を焼きます。
そんな時、怒ってはいけない、と思っているのですが、やっぱり躾もしないといけないし、こちらも疲れている時はあまり我侭を言われるとイライラしてしまう事もあり、怒鳴ってしまう事もあります。
そんな時、りーたんはとてもとても悲しい顔で大泣きをします。
泣かしてしまってから反省しても遅いのですが、いつも心では「ごめんね」を言っています。

下の子を放っておいてでも、上の子のお世話をしてあげる。
口で言うのは簡単ですが、実行するのは、ママにとってはとても大変。
Kohが泣いているのを聞くと、可哀想でもあるし、なによりイライラしてしまう。
だから早く泣き止ませて、りーたんのお世話をしてあげたいと思ってしまうのです。
だって、Kohは、うつ伏せにしてあげて、5分くらいお尻をぺんぺんしてあげたら、安心して眠るのですから。。。
でも、その5分がりーたんには耐えられないのでしょう。
今、そう、この瞬間、抱っこして欲しいのに、ママがKohのお世話をしてしまうから。

それに、やっぱりKohは可愛いのです。だって、自分の子だから。
(可愛いなぁ。)と思って眺めているママの顔をりーたんは見ていることでしょう。
そんなママの表情だけでも傷ついてしまうのでしょうね。

それに、Kohはいつも怒られることもなく、抱っこをされている。そしてミルクをもらっているのです。
りーたんは、なにかすると怒られてしまうし、Kohのように抱っこされたい！と思ってもしてもらえない。

そんな、そんな、りーたんの気持、よく分かっているのです。
ママはママなりに頑張っているのですが、でも、なかなかいいお母さんにはなれません。。。
分かっているだけではダメよね。行動に移してあげないとね。。。