「神様のバレー」13巻感想
前回、阿月の策がハマったところで、今回は阿月はお休み。関東大会は鷲野が率いて戦うことに。ここで木下は阿月の呪いを解くという狙いを阻止する行動に。木下は阿月が呪いの正体を解明する場に立ち会いたいと思うと同時にそれが実現しないで欲しいとも思ってるんですよね。バレーボールを憎んでいる阿月にバレーボールを見直して欲しいと願ってて。だから全中での阿月の計画を壊すために鷲野に協力を求めることに。ほぉ~~~木下はずっと阿月について行くんだと思ってたんですけどね。謀反にでましたか。これまでの感想はこちら。神様のバレー(13) (芳文社コミックス) [ 渡辺ツルヤ ]阿月の「呪いを解く」という計画には関東大会でベスト8に入り、ぎりぎり全国大会出場という形が必要だと考えた木下は阿月の予想を裏切り関東大会で優勝を目指すことに。少しでも成功させる要因を減らして邪魔するってことですね。ぎりぎりの出場が必要でなければ鷲野に任せずこれまで通り阿月がやればいいんですもんね。木下はあらゆる要因が揃うよう既に阿月は采配してると考えてます。それと鷲尾が自分の采配で負けて指導者として何かを掴むことも呪いを解くための鍵の一つようですね。鷲野の指導者としてのスキルアップも必須とはね。その呪いっていうのが何なのかさっぱりわからないのですが、とにかく阿月のやることは全部、自分のためってのはわかります。阿月が人のために動くわけがなくw全日本監督の席も夢とか野望ではなくて阿月にとって呪いを解く手段の一つであるだけで、今回もし呪いが解ければ阿月にとって全日本監督の席なんて必要なくなる、つまりはバレーボールから離れるって木下は考えてます。それは確かにもったいない話で。阿月ほどの采配ができるものが全日本の監督になったところを見てみたいと私も思うんですけど。阿月が少しでも長くバレーボールに携わることになるよう、出来れば阿月に自分の計画通りに進まなかったことで「まだまだバレーボールは自分の知らないことがあって面白い」と見直してくれることを願ってのことですが、果たして木下の願いは叶うのか??阿月が呪いに掛けられた時と同じ中学生を実験台とする方がより確実に呪いの正体を解明できるのは確かだと思いますし、ここは何とか木下に頑張って欲しいところ。鷲野と木下は良い意味で阿月を裏切り、一致団結。この二人がいい関係になってることにびっくりですよねw鷲野は阿月のやり方を真似ることで試合をコントロールする面白さに気づき生徒たちも自分で考えて試合運びをするようになってます。こういう試合展開好き。全ては順調。取りあえずベスト8入りし全国大会出場を決めました。ただね、もし、阿月が木下と鷲野が協力することも見越してのことだったとしたら・・・そこにグリ子も加わることで関東大会優勝までを考えていたとしたら・・・全部また阿月の思惑通りってことですよね。さて、どうなりますか。ホント戦略的にバレーボールを面白くみせる以外にもコート外での攻防があってヒヤヒヤドキドキ。面白いですわ。