別冊少年マガジン10月号 「進撃の巨人」109話感想
大幅に遅れた感想なのでざっくりとだけ。これまでの感想はこちら。別冊 少年マガジン 2018年 10月号 [雑誌]楽天で購入なかなか考えさせられる回でした。タイトルが「導く者」ってのも非常に意味深です。ガビとファルコが連れて行かれたのはサシャの父親のブラウス厩舎。孤児を育てているようです。以前、巨人に母親を食われていくのを見ているしかなかったあの女の子がカヤだったんですね。うわぁ・・・・これは因果というのか、何というのか・・・カヤはサシャによって救われ、またサシャの両親?によって救われていたんですね。そしてカヤが救ったのはサシャを殺したガビ(とファルコ)。命の恩人を殺した犯人を助けてるってのがまた・・・サシャの両親にしても娘を殺した者たちを匿ってることになるんですもんね。多分、お互いサシャのことに触れることはないからこの事実は本人たちには知られないままでしょうが、ガビとファルコは後に知ることになる可能性はありますね。もしかしたら、マーレ人の経営する店で明らかになるのかも・・・カヤは4年前に母親が巨人に食われた話をします。ガビはエルディア人が世界を支配し蹂躙した結果だと主張しますが、カヤにとってはそんな大昔のことが母親が無惨な死を遂げる理由とは受け入れることはできなくて・・・何も悪くないし、誰も殺してない母がなぜ殺されたのかと問います。当然、自分の母親が直接罪を犯してないのに殺されたのと同様にマーレに生まれたからといって、ガビやファルコが悪いと考えているわけではなくて・・・ただカヤはどうしてなのか理由が知りたいというだけで・・・ファルコはガビとは違って既にエレンによって両方の立場を理解しかけているから、カヤが理不尽な状況に苦しんでいることを放っておけずに4年前にパラディ島侵攻の目的が威力偵察で、その実験的攻撃にカヤの母親が巻き込まれたのだと教えます。そして、お母さんには何の罪もないと謝罪。ファルコとしては謝らずにはいられなかったんですね。でも、カヤはファルコが謝ることではないと。サシャが生きていたら行く当てのない人を決して見捨てたりはしなかっただろうからとカヤもまたガビとファルコを見捨てるつもりはないと。カヤはサシャのようになりたいと思っているんですね。カヤはサシャによって導かれた者ということですね。はぁ・・・これはサシャが亡くなることでしか成立しない状況で何とも切ないです。大局をみるか、目の前のことをみるかの視点の違いで一つの事象をどう理解するのか差違がでますね・・・立場の違いによっても物事の見え方は変わりますし。キヨミさまがパラディ島にやってきてますが、目的は氷爆石を燃料にした世界初の飛行艇によって「地ならし」を見ることのようです。ってことは「地ならし」を起こすってことですね。シガンシナ区から全住民強制退去命令ってことですからここでやるってことでしょうか。区の住民にとっては迷惑な話ですが、街のない荒野で地ならしをしても成果を見ることができないですもんね。何かとシガンシナ区は災難を被ってるようです(><)市民へはエレンを「導く者」とみてる新兵たちが情報を流したようです。彼らはエレンの力なくしてはエルディア側の勝利はないと考えていてエレンの解放をハンジに要求。ハンジも自分がジークの作戦を完遂する決断を下したのだからそうするべきだと思っているようです。でも、組織としてはそれが許されない。上の命令には従わざるを得ない。それはかつてサネスがハンジに残した言葉と重なってきてるようです。自分の意志とは関係なく板挟み状態。ハンジも大分疲れてますね。一方、懲罰房へ入れられたルイ―ゼですが、彼女は以前ミカサに救われていたんですね。あの馬車が出口を塞いでた時か・・・ルイーゼはミカサのように力を手にしなければ何も守れないと知って兵団に入ったようで。彼女にとってはミカサが「導く者」のようです。そして、ミカサにとってはエレンこそが「導く者」。ミカサはエレンに救われた日のことを思い出してますが、また頭痛がしてるようです。このミカサの頭痛は何が原因なんでしょうか?意味があってのことだとはわかるのですがこれがどんな意味を持ち、なぜ起きるのかは私にはさっぱり┐(-。-;)┌oループ説とかもありますがよくわからずwエレンが単独行動を取るようになったのはイェレナとの接触後のようです。フロックも彼女の影響を受けてるようですね。イェレナはジークの作戦の遂行のためにはエレンを動かす必要があったんでしょうね。エレンとジークが協力しなくては「地ならし」はできませんし、二人が協力するためにはエレンに正確な情報を伝えなくてはなりませんから。エレン自身、道を通じて色々と知ってますし、ジークが信頼できると踏めばエルディア人のために行動に出るでしょうね。