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カテゴリ:小説他
有川浩さんの「塩の街」読んでみました。 面白かったですよん♪
塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み。 社会を崩壊させようとしていた。 その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。 男の名は秋庭、少女の名は真奈。 静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行きすぎる。 あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。 それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた。 そして・・・「世界とか、救ってみたいと思わない?」そそのかすように囁く男が、 二人に運命をつれてくる。
塩の街ってどういうことだろ??って思ったんですけど、人間が塩化してしまうことによって 触ったらサラサラと崩れてしまったりとか、突然 全身が塩になってしまうこともあるけど なんとも こんな病気?からして 驚きですわ。 その原因ってのにもビックリ仰天でしたけどwwww それはともかくとして、そんな荒んでしまってる街で 男と少女が何の因果で 最初に二人の前に登場した遼一によって、塩化するってことがどういうことか 次に現れたトモヤ。。彼によって 何となく秋庭の過去がわかり、二人の関係が動き出す。 この時点では まだ秋庭がどんな人物かってのがわかりにくいんですけど、 ハハハハハハ 有川さんの描く男に弱いな アタシ。 真奈は 二人の男に出会ったことで、自分の両親のことと向き合うことにします。 真奈は小娘っちゃ~小娘の年齢だから 秋庭からしたら女としては意識してないん 激しい恋情は感じないにせよ、片時も離れずに生活していたら 情は移るってものです。 遼一が 最初に言ってたことですよね。。 静かに暮らしていた二人ですが、 突然 事態が急変します。 ということで、二人はある目的のために 入江によって利用されることに。。 入江ってのは 自分の目的を果たすためなら、人を騙すことも犠牲にすることも厭わない。。 二人は 巻きこまれていってしまうんですよね。 ロマンチストでもありますしね。。 「世界を救う」秋庭に課せられた使命ですが 世界が救われても 秋庭がいないのならば そんな世界なんていらない。 秋庭が真奈を 一瞬だけ手にして去っていってしまってから、戦闘機に乗り込み いやぁ~~こういう展開って中高生にはたまらんだろうなと思いつつも、うすらぼんやりと 若いってことが羨ましい!! 私にとっても真奈って子は 好感が持てる女の子だったので一気に読むことができました。 あんまり感想書くと 私の場合、ネタばれし過ぎてしまうんで 核心のところは伏せますが コミックス読むみたいに軽~~く読めますし、読了後も ニヤニヤしてしまうような すっごい甘甘ってわけじゃありませんが、いい男を十分に堪能できますv
あとがきで 有川さんが書かれてますが 自分や自分の大事な人が命を落とす代わりに世界が救われる としたら どちらを選ぶか。 昔は格好付けて 前者を選び兼ねなかったんですが 今は後者ですね。。 自分の大切なモンを守るためだったら命をかけることもできるだろうけど。。 そんな小さな人間です 私(^^; 私はメディアワークス出版の方を読んだのですが、角川文庫の方は その後の こちらも また機会があれば読んでみたいです♪
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Last updated
2011年05月16日 22時46分34秒
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