久しぶりの「少女ファイト」感想です。
やっぱり面白いですね!
バレーボールを扱った最近の作品の中では一番好きかな。
「ハイキュー!!」も爽やか系で面白いですが、バレーを楽しむにはちょっとさらっと
し過ぎてるので(私はもっと練習内容とか心理戦とか見られる方が好きかな)
こちらの方がバレーしてるって感じがします。
ただ、「ハイキュー!!」が爽やか系ならこっちはねっとり系?
バレーはしてますが、他のこともwwww
これまでの感想はこちら 1~8巻 9巻 10巻
全日本に初召集され、格の違いを身をもって知った練は、キャプテン桐生と
エース高明寺の部屋を訪ねた。
代表選手として死線を潜り抜けてきたふたりが練に教えてくれたこととは......。
一方、唯一の家族である叔父と、代表メンバーの繭が付き合っているところを
目撃し、ひどく落ち込んでいた隆子。
練の励ましにより立ち上がり、ついに本気になる。
練と隆子が、黒曜谷高校の黄金世代で、全日本不動のミドルブロッカー・繭に
挑む!
学たちにちゃんと話をしないまま全日本の合宿に参加した練。
そこであまりの格の違いを感じ、学やこれまで自分から離れていった者たちの
バレーに対し心が折れるという気持ちを思い知ることに。。
一方、学たち黒曜のメンバーは練が抜けている間に集中的にディフェンスの練習。
全員がリベロの自覚を持ってレシーブ力を強化することに。
メンバーは練が全日本の合宿に参加したことについてあれこれ考えますが、志乃は
練は「自分たちがバレーに絶望し辞めてしまうのではないかという恐怖心」を持って
いるのだといいます。
つまり、まだ自分たちは練に完全に信用されていないってことだと。
だから、自分たちがどこにもいかないと思い知らせてやらないとって学に声を
かけますv
練はみんなが自分から離れてしまうという経験を繰り返してきたから、バレーに
関して自分がのめり込むことにブレーキをかけてしまってるんですよね。
今度こそ、チームのメンバーがみんな練と共にバレーをやりたいんだと真剣に
考えていることが伝わって練が本気を見せてくれるといいなと思います。
練の本気みたいですよね。
どうしてもセーブしてしまってますもんね。
学も隆子から同じようなことを聞かされていたから志乃のいう意味を理解。
とにかく練が帰ってくるまで出来る限りの練習をしておこうと決意します。
全日本の練習前に練たち高校生組は簡単に説明を受けます。
全日本では全ての試合でパフォーマンスを数値にし表を作成。
目標との差異を可視化することが目的で「印象」ではなく「客観的」に判断するための
指標にするようです。
これで努力目標を明確にし、何をがんばったらいいのか具体的にするようです。
全日本でもレセプションの良し悪しでその後のアタック決定率が変わるということから
練習でもレセプションを重視。
特にエースは狙われるためエースの返球率をあげることがチームの勝ちに大きく
関わってくるようです。
達成可能な目標を繰り返し練習することで技術と自信を確かなものにする。
プレーは全部繋がっているのを意識して練習する。
まさにその通りですよね。
全日本もそこらのおばちゃんも学生も上達するのに辿る道は同じってことで。
レベルの差はまちまちですがww
練もレシーブには自信があったものの、全日本の練習に参加させてもらうとまるで
思うような結果は得られず。
全日本メンバーとの格の違いだけを思い知らされることに。
ここでやっと学たちの気持ちがどういうものであったのかを知ることになるのですが
それでも練はバレーをあきらめたくなく、より上を目指して先輩の指導を仰ぎながら
練習に励みます。
やっぱり練はバレーが好きってことですよね。
その頃、隆子は自分の叔父と繭が一緒に出かけるのを見て、ただならぬ関係で
あることを感じショックを受けます・・・
繭に対し激しく嫉妬心を抱くことに。
その姿に練は隆子が叔父のことを嫌っているのではなく、好きだったのだと気付き
ます。
それを指摘された隆子は動揺・・・
自分はこれまで家族が欲しくて、自分が真理になることで真理が欲しい練の家族に
なれると思っていて・・・
そうすれば練に愛されると思っていたのに・・・
本当の自分は叔父が好きで叔父に愛されたかったのだと気付き・・・
練は隆子に叔父さんはバレーの強い子が好きなのだろうから、一緒に強くなろうと
声をかけます。
隆子もこれによって吹っ切れたようです。
高校生だというのにいたるところで何やらきな臭さを感じずにはいられませんが
なぜかドロドロしてないところがいいです。
隆子はこれでやっと全力で全日本の練習に参加することに。
それまではムラッ気がありましたもんね。
本気になった隆子はやっぱり凄いです。
練も繭とサーブ練習をしているときに自分は姉に何一つ勝てる気がしないと弱気な
気持ちを口にしますが、繭からは真理を超えるよう言われ・・・
あっちにもこっちにも姉の呪縛が転がっていると感じる練。
でも、練は自分が変わることでこの試練を乗り越え、呪いを解こうと決意。
やっと練も姉と対峙し前を向き始めることに!
新人も慣れてきたということでスタメン組と新人組とで試合が組まれます。
ハンデは20点。
なんと新人組は5点取れば勝ち。
それはさすがに・・・なんて思いましたが、これがなかなかとれません。
全日本チームから点を取るということがいかに難しいかを実感する練たち。
練はこれまでのスタメン組の試合のDVDを見て少しでも攻略できるところを探し
試合で試してみますが、サーブで崩すはずが1点取れただけですぐに修正されて
しまいます。
技術の差もあるでしょうが、メンタルの差も大きそうです。
あっと言う間に点差は埋められていき・・・
その上、練はスタメン組のプレイを見ると感動すらしてしまい・・・
隆子は強ければ敵すら愛してしまうところが練の弱点だと。
「練、見惚れてないで決めにいって!勝ちにいくのよ!!」
あらら、練はそういうところがあったんですね。
ぼんやりしていた練ですが、トスが上がると・・・歓喜してアタックに。
すると集中していたせいか、見事なスパイク!
これにはスタメン組も驚いてましたね。
が、次のプレイでイケると思った練でしたが、繭のブロックを顔面に受け脳振とう。
試合は中止に。
夢の中で練は姉・真理に会います。
本気で勝ちにいこうとしないことを指摘され、怒られる練。
練はみんなと出来るだけ長く試合がしていたくて、それで終わらせたくないという
気持ちが無意識に働いてしまっているようです。
それだけバレーができなくなることが怖くなってしまってるんですね。
試合が終われば「また始めればいい」という真理。
大事をとって練は合宿から離脱することに。
隆子が家まで送っていきますが、3人そろったところでミチルが隆子との関係に
ついて練に正直に話したいと・・・。
小学生の時、練にキスしたのを隆子に写メられて脅かされていた。。
もう過去のことだし、練もなーんだってことで。
でも、どうして隆子がそんなことをしたのかというと「ミチルと結婚すれば練と姉妹に
なれると思ったから」だと・・・。
そんな隆子も切ないですよね。
練はそんなことしなくても「隆子は家族のようなもの」だと思ってると言います。
隆子は一人帰っていきますが、嬉し涙を流していたようです・・・
いろいろとややこしかったことが解消されていきましたv
あと、まだ少し残ってはいますが、次回は春高が始まるようです。
楽しみにしたいと思います。