2015/06/13(土)00:40
「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」20巻さっくり感想
ドラマでも金時計の男の正体が判明するところまではやってたようですが
その後はどこまでストーリー進めてたんだろ?未視聴なのでわかりませんが、コミックスの方は犯人が分かってからも
結構大変そうで、そう簡単には復讐させてもらえないようです。これまでの感想はこちら。 ウロボロス(20)
著者:神崎裕也
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警視庁警備部警護課、通称SPに配属されたイクオ。
彼の仕事は宿敵"金時計の男"を守ること...!?
復讐を遂行することに命をかける竜哉と決別してしまうのか。
慟哭の第20巻!桐乃に絶縁と背中の刺青に傷を入れて欲しいと願い出る竜哉。
絶縁は二度と組の敷居をまたぐことが許されないということであり、刺青に
傷を入れるということは極道としての面子をつぶされること。表でも裏でも生きていくことのできない半端者となることを望む竜哉。でも、桐乃には竜哉が我孫子会との関係を断っておくことでこれから行う
復讐に関して一切組との関わりをなくすためであることはお見通し。
竜哉を手放したくはない桐乃ですが、竜哉の決意は固く、また桐乃も極道
としてのプライドもあるから竜哉の申し出を受けます。一方、イクオの方は・・・
北川に懐柔されつつあるような!?公園でイクオと二人になり、他のSPに聞かれないよう北川が話を始めます。結子先生の生い立ち、北川との出会いや関係、そして結子先生自ら望んで
北川に利用されていたことを知らされるイクオ。北川の結婚に関しても警察の中で北川が権力を持つことを結子先生が望んだ
のだと・・・。警察内部に信頼できる部下が欲しい北川のために警察官となり、公安捜査官
となり、また「まほろば」の監視役になった結子先生。
警察官って簡単になれるものなのかしらん??
過去に犯罪を犯してても問題ないの??それってどうよ??って思うけどなぁ。イクオは信じられないと思うと同時に結子先生が泣きながらイクオに拳銃を
向けていた姿が蘇り・・・
北川は結子先生を殺した犯人に復讐したいと17年間追いかけてきたイクオ
たちの執念は感嘆に値すると言いますが「それは誰のための復讐だ?」と問い
ます。本当に結子のためなんだろうか?
君たちの単なる自己満足に過ぎないじゃないのか?
本当に結子は復讐を望んでいるんだろうか?自分たちの復讐が無意味だったのかもしれないという思いが湧きあがり、体が
硬直するイクオ。すると竜哉が北川に発砲。
周りのSPは反応できませんが、イクオだけが盾となります。
防弾チョッキを着てるとはいえ衝撃は大きそう。。自分の盾となったイクオをみて笑う北川。
やっぱり、彼はイクオも利用しようとしてるようですね。北川は結子先生が愛した男であり、北川もまた結子先生を愛していたと知り
(あの涙はイクオを懐柔するための演技だと思われますが)イクオは混乱。前の巻で小夏がイクオが北川に復讐できるか懸念を抱いてましたが、私は
てっきり「だってあの男は・・・」のセリフから北川がイクオの実の父親かなと
思ったのですが「結子先生が愛した男だから」って言葉が続きそうですね。結子先生が愛した男をイクオが殺せるのか?ってことだったのかな。
イクオの記憶は断片的なのでまだ真相は他にありそうですけど。イクオは結子先生の復讐のために自分たちは生きているといいながら本当の
結子先生を何も知らなかったことを痛感。
結子先生は北川のために自分を殺そうとしたのか?これ相当ショックですよね。イクオは結子先生の墓前で竜哉と会います。
イクオの記憶がない竜哉ですが、イクオが結子先生の好きな薔薇を持って
いたことからやはりまほろばで育った幼馴染というのは本当のようだと・・・。
では、なぜ北川を庇ったのか?
イクオは竜哉に北川からきいた結子先生の過去を話します。
北川が結子先生の愛した人だったことも。が、竜哉はそれを聞いてもそんな事実より「まほろば」で過ごした日々が俺の
全てだと。
北川のいうことが本当だとしても結子先生の笑顔を奪った北川を許さないと。イクオは竜哉とこうして話すのは久しぶりで思わず涙が・・・
竜哉はイクオが知ってる自分がどんな奴だったのか知りたくなります。
っと、イクオは普段竜哉とどうやって連絡を取り合っていたのかをいつもの
ようにしてみせます。一応竜哉はイクオの言うことを信じます。
その上で始球式で北川を殺ると伝えます。
イクオももちろん、北川を殺るつもりだと答えようとしますが、北川の涙を思い
出してしまい・・・その間を逃さない竜哉。
覚悟のない者とは一緒にできないと絶交を宣言。
これまでずっと二人で復讐を誓い合ってきたのにとイクオは大ショック。竜哉は構わず一人で着々と計画を進めていきます。北川は自分が狙われていると承知で始球式に臨むようですが、それ自体を
また利用してる感じですね。
イクオを利用し、竜哉を捕まえるつもりなのか・・・?っとここでもう一人美月の前に元警視総監の坊屋が現れます。どうやら美月の父の上官だったようで、美月の父・日比野は坊屋に遺言を
頼んでいたようです。自分が「まほろば」の首謀者を見つけ出す前に死んでしまったら娘に伝えて
欲しいと。
「17年前のあの事件のもうひとつの真実」らしいのですが・・・なんか今頃になって胡散臭い人がもう一人現れましたが、日比野が遺言を
託した人ってことなので信じても良さそうではありますけど、なんで今頃なの?
もっと早くにこの人が動いてたらもっといろんなことがスムーズに行ったんじゃ
ないのかと思ってみたり。。さて、始球式がいよいよ始まろうとしています。
竜哉も計画を実行に移し・・・イクオは例の激しい頭痛に襲われていますが、今日殺る覚悟を決めたようです。
さぁどうなるのか!?気になるところで、待て次巻かぁ(><)