こちらもすっかり遅くなってます「暁のヨナ」18巻感想です。
今回はまるまる1冊、黄龍ゼノのお話でした。
これ哀しいわ。。( p_q)
前巻の感想はこちら。
戒帝国の敗残兵に襲われる中、ゼノの能力が『不死』だとわかる...。
そんな黄龍・ゼノが語る過去とは...?
四龍だけのお留守番を描いた番外編も収録の18巻!
ざっくりやられたのに見る間に傷が治っていくゼノ。
心臓を刺されても、腕を斬り落とされても元通り。。
どころか、斬られた腕が勝手に動いて戻ってくるって・・・!
これにはちょっとビックリ。。
串刺しにされても首が斬り落とされてもすぐに回復するゼノ。
もう、ここまでくると見てる方は信じられないを通り越して恐怖ですよね。。
「やっと会えたんだ。何度バラバラになっても俺はみんなの盾になる」
攻撃されなければ力が発揮されないけれど、再生される度に鋼へと変化する
ゼノの身体。
そうなれば白龍のような腕力を得、緑龍のような蹴りもできるようになるようで。
その力には限りがないから何百年だって戦える・・・
「おいで 時間はたっぷりある」
うわぁ~~~ん
全然力が発揮されないから黄龍の力ってなんだろうって思ってたら「不死」だった
とは・・・
何回でも再生可能・・・
不死身なんて凄いって思うけど、ゼノが背負ってるものは重かった。。(><)
淡々と自分の力を見せつけるゼノ。
これには敵も恐れをなし、退散するしかなく・・・
ヨナたちはゼノが他の龍たちと違い初代であることを知ります。
神話の時代からの龍。
緋龍王に仕えていた始まりの龍。
それは気の遠くなるような時の流れをたった一人で生き続けてきたということ
でもあり・・・
が、ゼノが結婚してたこともあると知って一堂唖然。。
まさか一番年下そうなゼノに彼女を通り越して奥さんがいたなんて思わなかった
んだろうねwww
ゼノは緋龍王の生まれ変わりが現れるのをずっと待っていたといいます。
ヨナが四龍を求めていたときすぐに姿を現れなかったのはヨナを試していたから。
四龍の力を使うに値する人物かどうか・・・。
ゼノはヨナが城を追われてからもずっと遠くから見守ってたんですね。
ヨナは緋龍王の生まれ変わりと言われても何の力もないといいますが、ゼノは
緋龍王もただの人間だったと言います。
キジャはずっと初代に会いたいと思っていたけれどいざ願いが叶うと何を聞いて
いいのかわからず。。
自分は他の龍よりも里の者たちに大事にされ恵まれていたというキジャにゼノは
「お前は凄いのだ」と言います。
今までの歴代白龍は王を渇望し過ぎて怨霊みたいになってしまい、代替わりする
度に新しい白龍に取り憑いていったため、現白龍は相当のプレッシャーを背負う
ことになっていたようで・・・。
歴代白龍の思いを全部背負って潰れそうになるって・・・(^^;
でも、キジャはそんな負の力をねじ伏せる精神力で何千年分の怨霊を全部抱き
しめ受け入れて、それでも負に染まらず従わせているのだとかwww
しかも無自覚でwww
これには笑ってしまいましたwwww
キジャのポジティブさは凄いwww
みんなに黄龍の力を見せた夜、ゼノは緋龍王時代の夢をみます。
緋龍王はイケメン。
四龍たちは特に仲がいいわけでもなさそうだったようでww
黄龍の血を飲んだもののゼノには何の力も出ず。
が、傷の治りだけは早いと知ると緋龍王は自分の首飾りをゼノに授けます。
いつもお前と共に在るという証だと。。
緋龍王はゼノが不死身になったということは、この先ただ一人生き続け孤独と
立ち向かわなければならなくなったことを知ったのですね。
何も言わずにゼノを抱きしめる緋龍王が切ない( p_q)
緋龍王はゼノを戦闘には出さず、いつも自分の後において気にかけていたよう
です。
やがてみんなは段々と弱っていって・・・
それなのにゼノだけは元気。
それがゼノには気持ち悪くて・・・。
ついに緋龍王は眠りについてしまわれたようです。。
最後まで緋龍王はゼノに黄龍の力については教えなかったようです。
緋龍王亡き後、平定したとはいえ争いの火種は残っていて三龍はその始末に
駆り出される日々。
いつか四龍の存在そのものが争いの火種となり・・・
ゼノは自分が残ることで三龍を城のいざこざから解放してやります。
四龍はお互いの気配を感じ取ることができていたようですが、時が経つにつれ
その気配は徐々に薄れていき・・・
最後にゼノだけが残されたようで。
うう・・・たった一人残されてしまうのは辛い・・・(ノД`)
その頃には自分の力にも気づいていて、飢え死にすることもできず無気力に
なっていくゼノ。
みんなの後を追うこともできないのかと・・・。
いつまで経っても姿の変わらないゼノを城の人が不審がるようになり、ゼノも
城を出ることに。
その後ゼノは不思議なことに気づきます。
みんながいなくなったのに龍の気配を感じ、その気配を辿ってみるとそこには
新しい龍が生まれていて・・・!
ある日、行き倒れたゼノを一人の女の子が助けてくれます。
彼女の名前はカヤ。
病気で人に移すといけないからと独り暮らし。
ゼノにもご飯をあげると早く出て言った方がいいといいますが、ゼノは病気が
移らないから看病してくれた恩を返すとしばらく一緒にいることに。
カヤはずっと一人で住んでいたから自分の名前を忘れないように自分のことを
カヤって呼ぶんですよね。
ゼノもそれから自分のことをゼノって呼ぶようになったようで。
そうだよね。
何年も何年も自分の名前を呼ばれてなかったら忘れちゃうよ。。(>ω<)
ゼノはお金を稼ぎつつ居候し、カヤの話相手に。
でも、日に日にカヤは弱まっていって・・・
ゼノと一緒にいることが楽しいカヤはこのまま時間が止まればいいと呟きます。
ゼノはカヤとずっと一緒にいたくて求婚。
そっか、ゼノが結婚してたってのはこういうことだったんですね。
可愛い二人です。
切ないけどね・・・ ( p_q)
そしてゼノはカヤを見送り、また一人に。
それからまた、何百年も一人で過ごしてきたんですね。
緋龍王を守るためだけに存在する四龍の血がひっそりと受け継がれていると
いうことは緋龍王が復活するということかもしれないと思いながら・・・。
ある日、チビキジャが空に何か光ったと感じて木に登ると見知らぬ誰かがいて。。
うわ!何このプリッとしたおちり(*/-\*)
チビキジャが可愛い!!O(≧∇≦)O
木の上にいたのはゼノ。
「やっと生まれた・・・俺たちの緋の光が」
縁があったらまた会えるからとゼノは去っていきます。
次にゼノが訪れたのはシンアのところ。
シンアも小さい(///∇///)
毬をシンアにあげ、「お兄ちゃんのこと大事にしろよ」と。
ゼノにはアオがもう長くないことに気づいてます。
「また会えたらその時は一緒に遊ぼうな」
最後にジェハのところへ。
繋がれた状態で眠るジェハの頭をそっと撫でるゼノ・・・
ジェハ ボロボロなんだよな・・・ (ノД`)
「緑の龍を地に繋ぎとめるなんて誰にも出来はしないのに」
ゼノは幼き頃のみんなに会っていたんですね。
それからゼノはまた旅をして待っていたようです。
また再び四龍が会える日がくるかもしれないという願いを持って。
ゼノが眼を覚ました時、あんまり起きるのが遅いんで三龍+ヨナが心配して
覗きこんでます。
ゼノは近くに寄れというと皆を抱きしめ
「みんな大きくなったなぁ」
ゼノの笑顔にウルッときますわ・・・
ああ・・・本当にゼノはたった一人で耐えてきてたんですね。
死ぬことも出来ないで ただ時間を生きていたなんて・・・
これは確かに緋龍王が気にかけただけのことはあるわ。。
黄龍の力にはびっくりしましたが、ホント皆に会えてよかったぉお~~~(ノД`)
これからは仲間と一緒だね。
ところで緋龍王は何のために復活したのかしらん。
今度はその役割を全うして最後にはゼノも一緒に連れていって欲しいなぁ。
まだまだずっと先でいいのでwww