2016/05/14(土)23:22
「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」22巻さっくり感想
またも21巻の感想を書いてないようですが、そんなに書くこともなかった
のかもってことで22巻感想です。これまでの感想はこちら。 ウロボロス(22)
著者:神崎裕也
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さっさと北川をやってしまえよ、っと思っていたら北川がイクオの父親って
ことが判明して。金時計の男だけど、イクオにしたらたった一人の肉親だから竜哉には殺す
ことはできないってことで復讐はイクオにまかせて自分は公安の足止めを
するんだけど北川はイクオにお前の母親は子供が産めない身体だと言っていたのに
びっくりだってなことを言いだして・・・いやいや、おい、お前、政略結婚だったからとかいって何人女作ってん
だよって。結子先生はまほろばのことは全く知らずに公安の任務として養護施設の
職員をしてたところ、その真実を知ってしまいデータを隠したんですが
結子先生の説得に失敗したら処分するつもりだったとか言ってるし、
いくら情があったとしても北川OUTでしょ。結子先生はイクオに銃を向けたんじゃなくてその後ろに立っていた北川に
銃を向けてたんですね。北川はイクオが移植で誰かの命として生まれ変わり少しでも幸せになって
欲しいと思ったとか言いながらイクオを刺してるし。もう、何をいったところでダメ。
子供を刺すような男はどんな理由があってもダメ。しかもイクオを刺したことで悪夢からやっと解放されるなんて言ってる野郎
だしね。竜哉の方は公安と何とかやりあってたんだけど、赤鼻に始末されそうに
なったとこで蝶野が登場。
「コイツは俺の獲物だ」って割って入るんですよね。
お、もしや蝶野は本当はイクオ側??っとか期待するんだけど、蝶野の
目的はイクオと竜哉と北川を逮捕し事件を公にすること。でも赤鼻から東海林を自殺に追い込んだのは自分だと聞かされてからは
動揺しまくりで・・・なんだよ、助けにきて竜哉を連れていくんじゃないのかよぉおおお蝶野も竜哉も赤鼻にやられちゃうわ、大ピンチ!
と思ったら腹にナイフが刺さったままでイクオがやってきて・・・!
ちょ、イクオ???
ナイフが刺さったままだから血も止まってるし大丈夫とか言ってるし・・・やっぱりイクオ、イカレテル??
赤鼻も腹にナイフ刺さったままでぶん殴って吹っ飛ばしてますしね。
赤鼻が転がっていくって・・・
イクオ・・・取りあえず医者にイクオを連れて行くという竜哉を蝶野は見逃すことに。
あの状況ではさすがに何も言えないですよね。
怖すぎる。。一方、北川は十和田を地下駐車場に呼び出し自分を助けるよう指示。
ところが、十和田の携帯を使っていたのは別の人間。これ、SPを殴った人ですよね。
美月のわけないし。北川の前に現れたのは男ではなく美月。
北川がこれまでに行って来た悪事を指摘していきます。美月は坊屋元警視総監と会い父の遺言ってことで「もう一つの真実」を
知ることに。17年前の事件後、実は結子先生は生きていて事件の真相を知る者と
して人知れず式ノ浦島の療養施設に移された!でも、重度の障害が残り亡くなるまでの間には証言は得られず。
彼女は不幸のままだったと美月は考えますが、車椅子に言語障害という
状況になりながらも島の人と交流し、みんなから愛されていたことを知り
ます。盗み聞きをしていたイクオと竜哉は結子先生が生きていたという事実に
愕然。
それだけでなく美月はまだある「もう一つの真実」について確認。それは北川が結子先生が生きているという事実を知っていながら殺さず
結子先生にとってかけがえのないイクオと竜哉の思い出のマフラーを島に
届けていたというもの。美月が確認したかったのは北川が「本当は結子先生を愛していた」という
こと。
いやいやいやいや、例えそうだったとしても許されるもんじゃないわ。
北川は自分の罪を結子先生に許してもらおうなんて思ってなくて、「その
代償として我が子を手に掛けてでも組織の中でどこまでも上り詰めること
が自分に科せられた贖罪」だと考えているようですが・・・・うう~~~ん????
そんなの有か??????ここで、一台の車が北川を迎えに来て・・・
十和田が来たと北川は思ったようですが、違うよね。
殴られた十和田は「アイツなんでこんなことを」って言ってますから仲間の
一人のようです。誰???もう、誰だかわからない。
ちゃんと読み返したらガタイから割り出せそうですが(^^;北川は彼によって殺されちゃうんでしょうね。
北川ですら別の誰かに使われてたってことなのかしらん。次巻で17年前の真実が遂に明かされるってことなのでまだ何かあるよう
です。
「想像を超える展開」ってことですが北川は黒幕ではなかったってことに
なりそうな・・・今回はスピーディに進みましたが、そろそろもうすっきりしたいです(^^;