薔薇色のつぶやき

2018/03/09(金)00:10

「あさひなぐ」25巻ざっくり感想

青年誌コミックス感想(263)

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​旭たち成長みせてますね~~ さすが寿慶さんの合宿ですv 個々の内面がしっかり描かれていて読み応えがあります。 これまでの感想はこちら。 あさひなぐ 25 (ビッグ コミックス) [ こざき 亜衣 ] 闘うために、ここにいる。波乱の夏合宿!! インターハイ本選直前・恒例の夏合宿。 寺を訪れた二ツ坂メンバー+國陵の寧々・的林は、「心を鍛える」 べく、寿慶から四日間 口を利かない “無言の行”という課題を言い渡される。 心をひとつにすべき時期に、確かめ合う術を失った旭たち。 溜まるストレス・募る焦燥… あまりの異質な稽古に、すれ違いは次第に大きな亀裂を生み!? 一方、別メニューを課せられた大工原・等々力の一年生コンビも また、それぞれの壁に突きあたっていた! 合宿を制する者は夏を制す。 「私たちは、闘うために、ここにいるーー」 うつむいた顔を再び上げるとき、 彼女たちはまた新たな高みを見据えるーー 羽ばたき大人になる、その寸前。 寿慶さんの無言の行。 効果が大きかったようです。 これまで声掛け合って、支え合ってやってきた二ツ坂にとって声を 掛けられない、相手がどう思っているのか確認できない状況という のはとても心地悪いようで。 旭はそれを「私たちは薙刀以外のものをあまりに多く持ちすぎていた」 と表現。 なるほど・・・ そして寿慶さんは足が思うように動かず苦しんでいる真春にそれを人に わかってもらおうとするなと。 「お前の苦しみはお前だけのもの。簡単に手放すな」 うわぁ・・・ご尤もとは思うのですが、これしんどそう・・・ 人は本当にはわかり合えなかったとしても、わかったようなつもりに なったり、わかってもらったように感じたりして心の安定を図りたい ものだと思うのですよ。 それが出来ずに一人で抱えるのは余程強い精神力がないと耐えられない。 「話し合えばわかり合えると思うのは傲慢」だと寿慶。 人は優しさ湯に隠すし、弱さ故に騙される。 そうやって分かったつもりになる。 傷を持たない者には傷ついた者の気持ちはわからない。 何とか真春のために何かしたいと思う旭にとって、寿慶の言葉は苦しい だけのようですが「その苦しみこそがお前だけのもの。大切にしなさい」 と寿慶。 奥が深すぎる。 さすが尼さんだけのことはあります。 二ツ坂のゴタゴタは一堂に取っては練習の妨げにしかなってないようで 國陵ではこの手の練習は当たり前のよう。 えりや文乃も結局、真春には声を掛けられず。 やっと二ツ坂の面々も寿慶の言うことが理解できてきたようです。 言葉は時々嘘をつく。 目を開いて、意志の純度を保ち、相手を視る 旭は真春と正面から向かい合うことにしたようで。 まるで試合の時のように。 真春の踏み込みが甘いことからそのタイミングに合わせて旭が打って くるように。 真春はその旭のまっすぐな姿勢に動かなかった足が前に出せるように。 いつも旭が真春を動かしてたんですね~~~ 旭の直向きさは自分も何かをしなくてはと思わせるものがありますもん。 当の旭は周りをみて自分こそが前に進まなくてはと思ってるようですが。 練習に真剣味が備わってきて、ようやく稽古になってきたと感じる寿慶。 話さないことで養われるのは他の感覚。 目線、感触、息づかい、気配、圧。 それはまるで試合の空気だと思う旭。 寿慶さんが教えたかったのは正にそれなんでしょうね。 四日間の無言の行が終わる頃には瞑想も上手くできるようになってたよう ですね。 大工原の方にも変化があったようでよかった。 何の変化もなかったら残念なところでしたが(^^; 昨年の早く練習に参加したくて必死だった旭とは対照的に愚痴ばかりで 全然上手く回らなかったのに、等々力には絶対に負けたくないという想い から真剣に水くみに向き合うことに。 理由はなんであれ、自分が自分を嫌ってることにも気づいて、もっと自分 を好きになり真剣になろうと思えたことは本当によかった! 大工原は自分と向き合うことの大切さが理解できたようです。 これからは人のことなんて考えてる時間はなくなるでしょうね。 等々力も全くやる気を見せなかったのにいつの間にか感化されてたよう。 何もしなくていいと言われて好き放題してましたが、逆にそれがいかに退屈 でつまらないものか身に染みたようです。 周りが一つのことに真剣に取り組んでいる時、何もしないでブラブラしてる ことの無意味さが骨身に染みたってところでしょうか。 それとも大工原に殺されるのは勘弁と思ったのかw 旭はみんなの変化を感じて自分も変わらなきゃと思ったようです。 で、旭が試みたことは・・・ 小さい自分がより早く相手に攻撃を仕掛けるため、体さばきを変えること。 でも、よくはわからないのですが、寿慶さんはそれをあまり良いこととして 思ってないよう・・・ 王道ではないからってこと以外に身体への負担でしょうかね?? そればかりか寿慶さんは真春にインターハイは諦めた方がいいと助言。 一生薙刀を続けていくのであれば今は手術をして休んだ方がいいと。 「武道」としての薙刀と高校の部活は別ものだから、これから先も薙刀と 付き合うためには今を捨てろってことですね。 確かに私もそうじゃないかなと思うけど、これを若い子に理解しろという のはなかなか難しい・・・ 現に寿慶さん自身もそれが出来なかったのだから。 真春の足を思うなら寿慶さんの言葉は正論。 うわ・・・真春にとっては残酷な選択だな・・・ っと思ったら、 ​「うるさい、このタコハゲ女!!」​ 寿慶さんの頭をパコーンと叩く女が・・・! やす子 キタ―――――  (゚∀゚) www なんなのこの子www どこから出てきたの??? そして何やってくれちゃってんのww あ゛~(;・∀・) 等々力が誰かがいたように感じてたけどやす子だったんですねw いつからいたんでしょw で、なんで寿慶さんの頭を叩いてるの??? もしや、この二人姉妹とか?? (・_ .*)? やす子に二ツ坂の監督をさせたのは寿慶さんでしたが、確か薙刀と縁を 切りたかったやす子に「二ツ坂をインターハイに連れていくことができ たら」連盟に話をつけてやるってことで引き受けさせたんですよね。 単に先輩後輩の関係かなと思ってたんですが、後輩が先輩の頭を叩くって 有り得無さ過ぎるからもっと近しい関係かと。 仲の悪い姉妹とかだったりするんじゃないかなと思ってみたり。 やす子は二ツ坂の監督をするために戻ってきたってことでいいですよね。 真春の選択も気になりますが、やす子の登場で俄然、盛り上がってきま したね。 やっぱり監督がいなきゃ♪ 精神的なことは寿慶さんが合宿で鍛えてくれたし、次は​技​ですかね。 やす子の指導が楽しみです。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

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