薔薇色のつぶやき

2021/04/20(火)00:30

「パーフェクトワールド」12巻(完結)感想

少女・レディースコミック(238)

​​​完結する作品が続きます。 こちらも素敵な終結となりました。 パーフェクトワールド(12) (KC KISS) [ 有賀 リエ ]楽天で購入 【内容情報】(出版社より) 育児休暇を取って子育てを始めた樹。 周囲にも助けられつつトラブルも乗り越えてゆく。 そして3歳になった頃、養親としてやらねばならないこと「真実告知」の時が迫って いた。 つぐみと樹の胸中は? さらに年を重ねながら障害に向かい合うために必要なこととは? 大反響を呼んだ感動作、堂々の最終巻!! 実際はこんなきれいな進め方ばかりではないでしょうが、マンガなのですから理想の 終わり方でいいと思います。 障害があることが日常の生活、そこでの子育て。 健常者同士の家庭とは違うところもあるけれど、工夫することで上手く乗り越えていく つぐみと樹。 子育てで一番重要なのは愛情ですもんね。 2人で協力していくことで出来ないと思われたこともクリアしていってます。 健常者だって初めての子育てはヘロヘロになることが多いんですから。 みんな新米からスタートするのですよ。 健常者だからって上手く出来るわけじゃないし、ホント人それぞれ。 ただ自分の健康や安全確認など、気を付けることが更に増える子育てはやはりより 大変ではあるでしょうね。 でもそれだけ喜びも大きく、たくさん感じられるのかも。 つぐみと樹は結婚だけでなく、子育ても通して人としての成長が著しいし、多くの人が 見逃してしまうようなことにも幸せを感じられるのは素敵です。 紘樹くんは障害のある親との生活が日常として育ってますからフォローすることも自然 にできるようになるのでしょうね。 バリアフリーってこういうことなんだろうなっと思いましたし、みんながお互いに協力 し合うことで住みやすい世の中にしていきたいものだなと思いました。 特別養子縁組の件も、多くの人に知ってもらって子どもたちが愛情ある家庭で育つこと ができるといいなと思いました。 血の繋がりは強いと思いますが、それ以外の繋がりもまた強いのだと思います。 愛情一杯に育ってる紘樹くんもつぐみと樹が育ての親であり、産みの親が他にいたと わかるような年齢になってもそれまでと変わらないのではないでしょうか。 晴人くんも結婚しましたね。 どちらも車椅子だとより大変なこともあるのでしょうが、その分愛情いっぱいの生活が 送れるのかもしれませんよね。 日々を幸せだなと思えることが幸せだと思います。 素敵なまとめでしたね。 色々考えさせられながらも気持ちよく読み終えることができました。 ありがとうございました。 ​​​

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