テーマ:子供の病気(2165)
カテゴリ:14歳の卵巣嚢腫
その2では、はじめにかかった救急病院での事を書きます。
すごく詳細に覚えている部分と、まったく記憶にない部分があり、 聞いた話などで補完しているところもあるかもです。 おかしなところもあるかもですが、『40代のおばちゃんの記憶なんてこんなもん』と、 スルーしてください。 富田浜病院で診てくださった先生にとても感謝しています。 先生が《仰向けに寝た時の下腹部の膨らみ》に違和感を感じてくださったおかげで、卵巣が異常に腫れている事がわかりました。 何度も「いつからか?」とか「おかしいと思わなかったのか?」とか聞かれてイラっとしましたが、あの時「念のために」とエコーしていただかなかったら、ただの腹痛と言って痛み止めをもらって帰り、それこそ卵巣が破裂してひどい状態になるまで気づかない可能性もあったのです。 でも今思い出しても、娘のお腹のポッコリが不自然だったとは感じませんでした。 ただのキューピーちゃん体系だと思ってました。 素人ではわからないじゃないかなっと思ってますが、私がボンヤリしているから気づかなかったのかなっとも思います。 ------------- 痛がりうなる娘を待合の椅子に横にならせ、背中をさすりながら待つのは、 当然のことながら実際に待った時間よりすごぉ~く長く感じました。 診察室へは娘と私二人ではいりました。旦那さんはその待合で待機。 名前を呼ばれ入ると、グレーの髪で眼鏡の50代後半かな~って感じの優しそうな先生がニッコリ。「部活中にお腹が痛くなったとの事ですが何時くらいの事ですか?」 安心させるため、話しやすくしてくださるための笑顔なんでしょうが、その時はイラっとしました。 私の内心は『電話してあったのに1時間も待たせて!痛いから病院きてるんやん!笑うな!!』ってな具合で完全八つ当たりですw そこで娘が、登校途中に自転車をこいでいて痛くなった事、痛みが治まったのでそのまま学校へ行った事、個人練習中にまた同じ個所が痛くなって保健室へ向かった事、保健室にたどりつく前にものすっごく痛くなって動けなくなった事などを自分で先生に話しました。 その後私が、家を出たのが7時半過ぎなので通学途中の痛みは8時前くらい、学校から電話があったのが9時半ごろなので部活中に痛くなったのは8時半から9時半の間であることを話しました。 「そこに横になってお腹だしてね~。便秘とかしてる?ちゃんと出てる?」 仰向けに横になった娘のお腹に聴診器をあてたり、左手をお腹にあて右手で左手の甲をトントンしたりしながら、まず聞かれたのは便秘について。 娘は「ちゃんと毎日出てます。今日も朝出ました。」と答えてました。 トントンされて痛かったのか息を飲む娘に、さらにトントンしながら、「本当にでてる?」と何故か繰り返し便の出具合を確かめられました。 先生は『ん~?』と首をかしげながら、 「仰向けに寝たときに、下腹部がポッコリ膨らんでるでしょう? ちょっと普通の膨らみ方じゃないです。太ってポッコリしてる膨らみじゃないです。 いつからポッコリしてますか?」 娘はず~とキューピーちゃん体系でした。 身長・体重の割には確かにお腹はポッコリしてましたが、私はただ『そういう体系』だと思ってました。普通の膨らみ方じゃないといわれて、『何が普通で何が普通じゃないの?』と。 「なんでしょうね~?念のためエコーしましょうか。念のためね。」 と言うようなことをおっしゃいました。 準備をするので待ってねと一旦診察室からでて、また待合で待つことに。 この時まだ私は『変なもの食べたか、ストレスで胃があれてるか、酷くて盲腸だろう』と思っており、先生の言った『下腹部のポッコリがちょっと普通の膨らみ方じゃない』というのは完全スルーしてました。 待っていた旦那さんにも「念のためエコーとるって~」と伝えたのみです。たぶん。 しばし待った後、エコーでお腹を診てもらいました。 はじめはお母さんは外で待ってってくださいね~と娘だけ部屋へはいりました。 しばらく外でまち「お母さんはいってください~」と呼ばれて私も中へ。 横になる娘のお腹にエコーの機械を行ったり来たりさせながら先生が、 「ここにね~何かあるんですよ~。」と説明をしてくれます。 「これがね胃です。でここに大きな何かがあって・・・これが膀胱だと思います。 でコレが子宮ね~。ホラここに何かあるでしょう?ここ~」ってな具合でした。 私は『へ?何かあるってなんなん??そりゃ内臓がなんかあるでしょうよ。』となっていました。 ハッキリと卵巣嚢腫ですと言われてないので、この時点でもさっぱりわかってませんでした。 なんども 「仰向けに寝たときにホラ、ポッコリしてるでしょう。これ普通じゃないです。」とか 「いつからポッコリしてますか?」とかおっしゃって見えた気がします。 私の反応があまりにもイマイチだったせいか、「旦那さん呼んでください。」と旦那さんも部屋に呼ばれました。 先生は私に説明したように旦那さんにも説明をしてくださいました。 そして 「CTをとります。放射線技師を呼びだしますのでちょっとお待ちいただきます。 痛むようなので痛み止め出しますね。血液検査もしますね。」 となりました。 娘は処置室のベッドで横になり、採血後、痛み止めをもらって飲みました。 その間に私は実家へ連絡。旦那さんは会社へ連絡。 この時にやっと『こりゃ盲腸なんかじゃなくて、なんかヤバい事になってるのかな』と感じました。ただしまだ卵巣嚢腫とは欠片も思い浮かんでませんでした。 CTを撮るのに呼ばれるまでの待ち時間は、はじめに診察室へ入るまでの待ち時間より短かったと思います。今思えば『放射線技師を呼びだします』と言ってみえたので、お休みだった放射線技師さんが駆けつけてくれたのかな~。 CTを撮った後、娘は再度処置室のベットに。 私と旦那さんは、CTの画像を見せてもらいながら説明を受けました。 娘の内臓の輪切り画像。 肺、胃、腸があるべきところに何か、膀胱を端っこに押しのけてる何か、子宮をむぎゅ~を圧迫している何か‥‥。 「自分は専門じゃないのでこれだと言い切れません。 が、おそらく卵巣がおおきく腫れてるんだと思います。 放射線技師とも話したんですが、XXXXXXXXXXXXXX。 症例を調べてみましたが10代でも奇形腫と言ってXXXXXXXXXXXXX。」 ここでの先生の話はあんまり覚えてません。 ただハッキリと卵巣嚢腫とは言っていなかったと思います。 「ここでは治療できませんので、県医療センターへ行ってください。 いまから連絡します。CT画像もCDに焼くので持って行ってください。」 と三重県立総合医療センター行くことになりました。 旦那さんの車で富田浜病院を出発したのは1時過ぎだったと思います。 車内で旦那さんが言ってました。 「何度も腹の膨らみ気づかんかったんかとかいつからかとかきかれたやろ? もしかすると虐待とか疑われてたかもしれんな。」 まるで私が気づかなかった、私だけが悪いように言われて 『ふざけんな、私も気づかんかったけど自分だって気づかんかったやろが』と思いましたが、ここで旦那さんに文句言っても無駄なので黙っておきました。 実家に電話で医療センターへ移動する事、卵巣が異常に腫れてると思われる事、今日は帰れないかもしれなし事を連絡して、下の娘の事を頼みました。 娘は車での移動中は横になって寝てましたが、痛み止めが効いているのかあまり痛くはないようでした。 その3へ続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.06.21 10:18:11
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