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カテゴリ:結婚と家庭
離婚その悲惨な結果(4)-子供に対する悪影響
先回、「離婚その悲惨な結果(1)-離婚を勧める風潮」「離婚その悲惨な結果(2)-道徳的経済的な影響」「離婚その悲惨な結果(3)-健康に対する悪影響」をアップしました。今回は子供に対する悪影響について取り上げたいと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
子供に対する心理的な悪影響
かつて、離婚は子供に何の影響も与えないと考えられていました。しかし、離婚が子供に悪影響を及ぼすことについて、多くの国で大規模な追跡調査が行われ、悪影響が実際に存在することが確認されました。
アメリカの心理学者ジュディス・ウォーラースタインは、親が離婚した子供を長期に追跡調査して、子供達は大きな精神的な打撃を受けていることを見出しました。子供達は、両方の親から見捨てられる不安を持ち、学業成績が悪く、成人してからの社会的地位も低く、自分の結婚も失敗に終わりやすいなどの影響がありました。
また、他の研究も、親が離婚した子供は、精神的トラブルを抱えることを示しています。バージニア大学のヘザーリントン教授は、次のように述べました。「両親がそろっている子どものうち、精神的に問題が無い子どもは90%であり、治療を要するような精神的なトラブルを抱えている子どもは10%であるのに対して、両親が離婚した子どもでは、それぞれ75%と25%である。」(1993年)
またペンシルベニア州立大学ポール・アマト教授によれば、安定的な結婚を1980年の水準まで上昇させれば、停学になる子供を50万人、非行・暴力行為に走る子供を20万人、喫煙する子供を25万人、心理療法を受ける子供を25万人、自殺志向の子供を8万人、自殺未遂の子供を2万5千人、それぞれ減らせるとしています。
そのほか昨今の日本の研究では、離婚によって親との接触時間が極端に少なくなる、環境の変化によるストレスや集中力低下のため成績が下がる、情緒不安定を引き起こす、さらに、ひきこもりや不登校、深刻な抑うつ状態などの非社会的な不適応行為、金品持ち出し、無断外泊、不純異性交遊などの反社会的な不適応行為などに陥るケースも指摘されているようです。 子供の将来に対する長期的な悪影響とその原因
他の研究は、親が離婚した子供が未婚の母になったり、犯罪者になる確率が高いことを示しています。米国価値研究所の調査結果によると、離婚と事実婚についての主な代償として(1)離婚や未婚、再婚した家族で育った娘が未婚の母になる率は3倍に達します。また、(2)親が離婚した子供は両親がそろった家庭に育った子供と比べて社会人になったとき、失業率や経済的な困窮に陥る人が増加しています。また、(3)母子または父子家庭で育った子供は、結婚している実の両親の家庭に育った子供に比べて2倍の確率で30代初めまでに実刑を受けています。
ケンブリッジ大のラム教授は、離婚が子どもの成育にマイナスの影響を及ぼす要因として、次の5つを挙げています。(1)非同居親と子どもとの親子関係が薄れること、(2)子どもの経済状況が悪化すること、(3)母親の労働時間が増えること、(4)両親の間で争いが続くこと、(5)単独の養育にストレスがかかることです。 mom-child-at-bus by armandoalves 子供は離婚によって悪影響を受けることがある
子どもの健全な発育には、父親の果たす役割も大きいのです。父親と過ごす時間の多い子供たちの社会的発達が良好であることを示す調査結果もあります。子供に良い影響を及ぼす父親との接触が限られるようになる場合が多いので、離婚は子供にマイナスになる場合があることが予測できるでしょう。
子供にとっては、家庭は、その子供の世界そのものです。子供は大人のようには両親以外の社会とのつながりを十分持っていない場合が多いのです。そのため、親が離婚すると、子供は自分の世界が崩壊したように感じるでしょう。その影響は、離婚の当事者の親と同じか、それ以上かもしれません。
また、離婚による子どもへの現実の影響としては、片親だけの収入になり、子育てや教育への出費が困難になる可能性が高いのです。そのため、子供は、成長して、社会的経済的に自立するのが難しくなるかもしれません。その影響は何十年にも及ぶかもしれません。
夫婦は、自分たちの問題にばかり目が行きがちです。しかし、離婚の子供に対するこうした悪影響は、親が離婚を再考すべき理由になるのではないでしょうか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 次回は、「離婚その悲惨な結果(4)-結婚生活を守ってください」をアップしたいと思います
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(May 5, 2015 08:28:55 PM)
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