楽天グループの創始者、三木谷浩史氏の著書。
当たり前のことですが、
この本を読んだからといって、成功のノウハウが身につくというものではありません。
三木谷氏が、どのような心持で仕事にあたっているかということを知りたいという目的で読む方にお奨めします。
私自身は、この本から得たインプットから、明日、新しいアウトプットを出せるような発見を得られたという実感はあまりありませんでした。
成功のための法則 92 条とうたってはいますが、
まとめてしまうと 3 点ほどに絞られるのではないかと思いました。
1. 謙虚でいること
2. 競争意識をもつこと
3. Get things Done の精神をもつこと。
前著、成功のコンセプトでも思ったのですが、
三木谷氏の著作は、自身の言葉に酔っていてわかりにくいところが多いように
思います。
たとえば、右脳と左脳でキャッチボールしろ、
と言われても、何のことだかわからない人のほうが大半なのではないでしょうか。
これは、おそらく、問題解決の手法を説いている内容で、
直感からあたりをつける右脳的なプロセスと
論理的思考から分析する左脳的なプロセスとを
組み合わせるとよいということを言っているのだと思います。
著者に要望を出せるものなら、もう少し、平易な内容で読者に訴えられるような表現を心がけてもらいたいなといったところです。
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