レッスンに行ってきました
昨日、レッスンに行ってきました。地図を頼りに先生のお宅へ到着したら、普通の家。「あなたがMotoさんね。」と、挨拶もろくにしないまま、2階のスタジオに案内されました。部屋の中には、先生のフルートとピッコロが立ててあり、楽譜整理用コンピューターが1台。クローゼットと引き出しにいっぱいの楽譜。譜面台が2つに椅子が2つ。自己紹介から始まるのかなぁと思っていたら、「あなたのフルート出してみて。」514のフルートを組み立て先生に渡し、「よく磨いてあるねぇ」と言われ、「ステージ用ですから。もう1本の方は毎日使っています」と、211Sを見せました。「22年も使っています。」と言ったところ、「パッドのコンディションも良いわねぇ。」と言っていただけました。最近の楽譜を見せるよう言われ、教会で演奏した楽譜集(自作)と、日本から持ってきた楽譜(ドレミ出版)を見せ、言われるままに何曲か吹きました。その後、「デュエットしてみましょうね。」といきなりQuantz,のDuet in G Major, Op.2の楽譜を出され、「No. 1だけやってみましょう」初見で何度かツマズキながら、なんとか先生と一緒に吹きました。次に、日本から持ってきた楽譜の中から先生がタイスの瞑想曲に目をつけ、先生の楽譜で吹いてくれました。もう、なんと書いたらいいのだろうか、さわやかな高音のA、ぷりぷりの低音C#。見事に強弱が付き、旋律は一切崩れない。こんなタイスの瞑想曲は聞いたことが無い。しかも目の前で。その直後、「吹いてみて。」と指示を受け、練習もなしにいきなり吹きました。今日は僕の技量の確認だけのようなレッスンでしたが、もっと顎を有効に使うようにしたらいいことや、ロングトーンの練習するときのコツなど、トーンコントロールについて、アドバイスを受けました。最後に、先生の楽譜ファイル集をCD-ROMでいただいて、宿題をもらいました。Quantz,のDuet in G Major, Op.2のNo. 1と、Massenet, Meditation from Thaisを仕上げてくること。BizetのMenuetで、トーンが乱れないように吹く練習をすること。Andersenの24 Etudes For the Flute, OP. 33を練習すること。とても楽しく、有意義なレッスンでした。(^_^)自宅に戻り、CD-ROMでいただいた24 Etudesの楽譜を見て、目が点。難しい運指はなさそうだけど、ホントに今の僕にこれが吹けるのだろうか?----- 以下、追加です -----先生のフルートは、ムラマツのフルートで、もちろんハンドメイド。詳細は聞かなかったが、ほぼ想像がつく。左手小指のG#キーは、約2cm程延長してあり、長かった。左手人差し指のCキーには隣のBbキーに触らないようにプラスチック製のガイドがついていた。驚いたことに、リングキーがプラグで塞いであり、クローズドホールになっていました。「リングキーだと困るのよ」と笑ってみえました。ヘッドジョイントは特別にオーダーして作ってもらったそうです。でも、いい音だったなぁ。