電話帳にも載っていない、ネットで見つかる情報はネットの1掲示板での書き込み(別記)くらいの店。
足立区内のそば屋を探し回った私がこの店に気づいたのも昨日である。
西新井大師の近くのおそば屋さんでは【小松庵】がお気に入りの店だが、そこからもわりと近い。
大師前駅横の東武車庫(バス)から竹ノ塚に行く道を北上し、うどん屋の【さぬき茶屋】をちょっと過ぎて右に曲がると炭火焼肉屋【くいしん坊】がある。
その先の駐車場の先のアパートに不動産屋の看板とその下に幟が見える。そこなの。
この幟が地味で今まで気づかなかったし、その道を通ることもなかったのだが、ようやくおそば屋さんだと気づいたんだ。

【手打そば若竹】 栗原3-30-1 Tel. 03-3898-1651
個人住宅?アパートの一角? お店って感じじゃない。
掲示板の書き込みを引用:
>522 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/06/27(金)
35年程前から、西新井大師辺りで何度か場所が変わられてますが
栗原の「若竹」さんは営業されてますか?
伺うと、もりを五枚頂いてました。
ご存知の方、いらっしゃいましたらお教え頂けますか
>523 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/06/27(金)
いつ行ってもシャッター。たぶん閉店。場所が悪いんだろうね。
>525 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/06/28(土)
「若竹」お話ありがとうございます
昔お世話になったんで淋しいですね
少し前に伺えなかったことを悔やみます
知らせて頂き感謝致します
>659 523 sage 2008/09/24(水)
>>522 >>525
手打そば若竹@足立区栗原、営業しているようです。今日は定休日で閉まっていましたが。
人通りのない、わかりづらいところだし、店も小さくて目立たない佇まいなんですね。
足立区栗原3-30-1 11:30-20:30
お品書きのチラシが置いてあったのでもらってきた。
”当店のそば・お茶の水は栃木の名水・尚仁沢の水を使用しております”とのこと。
メニューはそば9種+α、そばがき、天ぷらぐらい。
近くの”はる竹”という店(栗原3-29-3:ガスト横)がいつもシャッターで、勘違いしてた。スマソ
523&659を書いたのが私。申し訳なくて、すぐに確認するために食べに行ったわけ。
35年もやってて情報がなく、もりを5枚も食べたくなるような、
隠れた名店なのかな??
暖簾の下のドアを開けてびっくり。すぐ閉めた。他に入口がないのを確認してまた開けた。
いきなり台所なの、1畳半ほどの。お勝手口なのw
女将さんがいた。挨拶して靴を脱いで上がって隣の部屋に入る。
6畳の畳敷きの居間。テーブルが2つある。1つのテーブルには2人か、ちょっと無理して3人。4人は無理っぽい。12時ちょっと前だけど先客なし。
テレビが映っていたが、箪笥の上に置かれているし、日常の生活の品がそのままあって、生活感いっぱいw
こういう自宅利用の店舗(?)は
千住中居町 【手打ちそば処たかはし】もそうだけど、こちらはもっとこじんまりとしていて、しかも生活感があふれているw
店は60代後半の女将さんひとりで切り盛りしていた。昨日、事前にメニューを持ち帰っていたので、食べるのは『もりそば』\600に決めていた。女将さんに聞いたら量も充分あるとのこと。
しばらくして到着。量は確かに多い。
幅広い綺麗なそば。
味もいい。老舗や名店の職人が作るそばと違って、”お袋の味”のようなやさしい味(私の母親はそばを打てないけどw)
つけ汁は甘からず辛からず、いい塩梅。量も多めなのがなんとも嬉しい。
山葵も粉・チューブじゃなくて本山葵。
今日のは新そばじゃないけど、女将さんは昨日、会津に行ってそば畑の様子を見てきたとか。
飲料水やそばとお茶に使っている水が栃木の名水、山葵が本山葵なんてのもあわせて考えると、この女将さん、ただものじゃないw
取材じゃないので細かいことまで聞かなかったけど、もっと通って味わってみるつもり。
しかし、全くと言っていいほど情報がなくて、手打ちでおいしくて量もあって値段も安いそばが食べられるとは思わなかった。感激w
※ 2020年9月、閉店を確認