『えんまそば』が食べられなかった~
7月16日は、閻魔大王の祝日
” 正月と七月の各十六日は閣魔王の縁日で、正月十六日を初閻魔、七月十六日を閻魔の大斎日という。この両日は、地獄の獄卒も罪人の苛責をやめるといわれ、地獄の釜の蓋もあく日などという。娑婆の奉公人も薮入りといつて、骨休みの日として一日休暇が出た。 ”
4月に見つけて宿題にしていた『えんまそば』
向かったのは品川宿、東海道街道沿いのおそば屋さん。
【そば処 いってつ】 品川区北品川1-30-23
公式ページ、
紹介ブログ
北品川本通り商店会で60年続いた惣菜店を改装し、2013年にそば店としてオープン。たまたまオープン日に居合わせて入店したことがある。オープン時には目玉商品はなかったが、現在は、東海道の宿場町・品川宿に思いを馳せた『品川宿そば』や、水菜と人参のかき揚げをかんざしに見立てた『かむろそば』などがある。
が、
目当ての『えんまそば』がない
メニュー落ちしたか、あるいは、夏には提供しないのか...
まあ、いいや。他にも食べてみたい候補の品はあるしね。
ということで入店。テーブル席に着いてメニューを見る。気になるところだけピックアップ。
『品川宿そば』のメニュー化はわかるけど、『おいらんそば』や『かむろそば』ってどうしてあるのかな? 調べてみると9月の「しながわ宿場まつり」で「花魁道中(おいらんどうちゅう)」が行われるんだってね(
昨年の様子)
注文すると揚げそばがサービスで付く。くじ引きもあったが「はずれ」
いただいたのは『品川宿そば』\980
あさりと海苔が品川らしい、と言っていいのか。
『品川めし』だと食材はシャコで、アサリだと、むしろ、
『深川めし』『深川丼』の印象があるが、まあ、気にしない
アサリと海苔と揚げ玉たっぷりの冷たいそばをラー油入りのつゆでいただく。ちょっとピリ辛で生卵を後で投入。【港屋】風のつけそばだね。
そば湯をいただいてまったり。
ごちそうさまでした~
【訪問履歴】
1回目:
2013年11月28日 『もりそば』
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私の地元・足立区の北千住の勝尊寺(通称:赤門寺)では7月15,16日は縁日。
縁日で露店が出ているのはここくらいかしら? (参考ブログ:
都内ぐるぐる閻魔詣)
閻魔さまとご対面
ちなみに、北千住には、もうひとつ、閻魔大王を本尊とするお寺・金蔵寺がある。
こちらの閻魔様は秘仏で見ることはできない。
「蕎麦閣魔(そばえんま)」の話は、こちらの閻魔さま。
【蕎麦閣魔】
東京都足立区千住二丁目の金蔵寺の本尊は閻魔王で、古くは千住あたりの遊女の投げ込み寺だったという。願掛けするときにそばを供えるところから、俗に「そば閻魔」と呼ばれた。
また、かつて閻魔様が美しい女の姿になって、町のそばを買ってきて食べたから「そば閻魔」の名がついた、とも伝えられている。昭和16年(1941年)ごろまでは、斎日の十六日にはそばが山と積まれたそうである。
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2022年6月22日追記:
「散歩の達人 2022年7月号」で紹介された。