クロアチアのそら

今回はクロアチア東部（内陸部）スラヴォニアで有名なワイナリーのひとつ、「enjigiエニンギ」を訪問した。エニンギ社の白ワインはイギリスのワイン雑誌「デカンタ」でも賞を獲得しているクロアチアでも有数のワインメーカー。１８９０年エニンギ氏が創業、現在もその子孫が約５０ヘクタールのワイン畑から主に白ワインを生産している。

３０-１５０人のグループが試飲に訪れることもあるらしいが、今回は私たち２人だけで案内してもらった。


広々と広がるワイン畑


今年のぶどうはまだ小粒で緑色


各自ワイングラスをもらって、ステンレス製タンクから数種類のワインを試飲したあと


オーク樽の貯蔵庫を見学


さらにアーカイブワインの保存室の見学を経て


最後にまた別の数種類のボトル入りワインの試飲をして、気に入ったワインを購入（写真は一部）。

エニンギ社のワインは外国にはほとんど輸出していないとのことなので、クロアチアに来たときに是非お試し下さい！

【エニンギ社データシート】
エニンギ社のサイト（現在はトップページのみ。住所、電話番号あり）

現在販売しているワインの種類
白ワイン：
Grasevina（グラシェヴィナ）、Rizvanac（リズヴァナツ）、Rizling（リースリング）、Pinot sivi（ピノ・グリのこと）、Sauvignon（ソーヴィニヨン）、Traminac（トラミナツ）
赤ワイン：
Zweigelt（ツヴァイゲルト）

このほか、Venje（ヴェニェ）という独自ブランドには赤・白両方あるが、いずれもヴェニェ村で採れるぶどうを混合したもの。白の場合、Riesling, Traminac, Pinot Gris, Grasevina及びSauvignonの５種類のブドウ種のブレンドで、２００２年のヴィンテージものは前述英「デカンタ」誌の賞を受賞した。

【ワイナリー「エニンギ」への行き方】
ザグレブから２００キロ、車で約２時間半。Pozegaポジェガの北東へ、VetovoヴェトヴォとKutjevoクティエヴォの間に位置。enjingiのサインがある道路に入ったら最初の二股を右へ、さらに小さなチャペルのある二股を右へ。enjingiの看板がある建物からもうひとつ奥の建物で見学、試飲ができる。

ワイナリー訪問には事前連絡をしたほうがよさそう。英語等外国語ができるスタッフがいるかは聞き忘れました。あしからず。