firework花火。空の裂け目から聞こえた唄 悲愴の想いを紡いだ唄 あれは君の唄声 花火に裂かれた空から 微かに漏れた唄 真夏の風は冷えて枯れた 海の割れ目から聞こえた唄 憂愁の想いを嘆いた唄 それは君の唄声 嵐で壊れた海から 微かに響いた唄 君の声はもう聞こえない 叫び続けた想いは蒸発 空に降り雨となり 大地の中へと溶け込んだ もう何処にも還らない 乾いた僕の声は 無機的なアスファルトの上 遠くへ転がり旅立った 空を裂いて咲いた君 アスファルトの上に転がる 真夏の風はもう吹かない 君の唄声も聞こえない |