薪ストーブプロジェクト レポート
薪ストーブプロジェクト レポート
2006年に意を決して、薪ストーブ設置する事にしました。
その悪戦苦闘をレポートします。
◆ プロローグ ◆
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そもそも、我家には薪ストーブがあるんです。
ログハウスの部材と一緒にフィンランドから輸入されて来たものなんですよ。
ログハウスの施工を御願いした
BL-WOODの青木さんが、薪ストーブをつけてくれると言うので御願いしたんです。
※つまり、ログハウスのおまけなんですよ。
ところが、薪ストーブの設置の施工はしないで、リビングに飾り物として鎮座しているだけだったのです。
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このストーブは
北欧フィンランドで最もポピュラーな薪ストーブだと言うではないですか。
それに性能も すごい!
400 cubic meters とは、
7メートル四方の空間を暖める事が出来るらしいです。
ほとんど家全体という事ですよね。
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「折角、オール電化の家で火の気がないのに。」と反対する妻をなんとか説得して、
2006年、薪ストーブプロジェクトはスタートしました。
◆ 炉台の製作 ◆
初め、リビングの隅に薪ストーブを設置するつもりでいました。
後でこの設置場所については悩む事になるのですが、
初めはそこしかないと思っていたんです。
出窓の近くですので、カーテンが熱で燃えない様にしなければなりません。
ストーブとログ壁の距離をどうするのか、設計しましたよ。
以下の様に計算して炉台を作る事にしました。(単位:センチ) |
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ジグソーで木を切ります。 |
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組み合わせてみたのだが・・・
困った事に、右端の短い木の端を斜めに切断しなければならないんです。
これは厚みがあるので、私の技量では、無理!
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木を立てないのなら私にも斜めに切れそうです。
でも、そもそも、この角↓があったままではダメかなア?
妻に相談してみると、やっぱり、角は邪魔だと言うので、切る事にしました。
これを切る事によって面倒な事がいくつも発生してしまうのですが・・・ |
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こんな感じになります。 |
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枠の中に正方形の敷石を置いてみました。
右下端は切断しなければならないんですよ。 |
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ディスクグラインダーで切断しました。
おかげで真っ白けになってしまいましたよ。 |
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木を塗装して、ボードを底につけて枠が出来上がりました。 |
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中に敷石を置いてみました。
良い感じでしょ。 |
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別に敷石を貼り付ける必要もないかなア~
って思いながら、セメントで敷石を固定していきました。
ところが、意外とムラなくセメントを塗っていくのって難しい! |
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「目地を綺麗にしないと様にならない。」
と思いながらなんとか終了。
でも、出来栄えは ・・・・ |
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◆ 耐熱壁の製作 ◆
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厚さ12ミリのケイカル板を買ってきました。
ホームセンターでは売っていないので資材卸店で買ってきました。丸ノコで寸法に切断しました。
なんせ、丸ノコを初めて扱うので上手く直線に切れなくて悪戦苦闘です。
真っ白になりながらの作業でしたよ。
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板を立てかける為に、木枠を作ろうと思います。
真ん中の木にはスリットを入れたんですよ。ログ壁と固定する為です。
ログ壁はセトリングするので、
単純に金具で固定する訳にはいかないんですよね。 |
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実際に立てかけ見ました。 |
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INAXのエコカラットというブリックを3色購入しました。
適当なブリックを探すのに手間取りましたよ。
私が、試しにブリックを置いていたら、妻が下の様に配列し直しました。
これだと、端のブリックを切断しなければなりません。
私の不服は受け入れてもらえませんでした。(´・ω・`) |
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専用の塗料をヘラで塗っていきます。そして直ぐにブリックを貼って行きます。
この作業は楽しいので、家族全員でやりました、妻の指揮で。 |
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そして完成 |
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◆ 煙突工事 ◆
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さて、ここに至ってとんでもない事が分りました。
煙突の設置方法についてです。
左上図の方法が一番手っ取り早いんです。
でも、屋根の上の煙突の位置は左下図の方がいいのですって。
BL-WOODの青木さん曰く、
「屋根は急勾配なのでメンテナンスしなくとも長持ちする設計にしているのに、屋根に穴を開けるのは勿体無い。」
それに屋根材は瓦なので工事が難しいのだとか。
薪ストーブ店に相談したら、本当は薪ストーブの位置も家の真ん中がいいのですって。
とどのつまり、
我家は薪ストーブ設置にむかない構造になっている事が分りました。 |
とりあえず、
下の図の様に薪ストーブの背面から煙突を出してみる事にしました。
屋根の端には雨樋があるので、
煙突の熱で溶けない様にしなければなりません。 |
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その前に炉台の目地がボロボロになってきてしまったので、
セメントをし直しましたよ。
でも、残念、結局上手くはできませんでした。 |
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さて、それでは大工さんに来てもらって工事開始です。
薪ストーブは重いので、まず、床下の補強を御願いしましたよ。 |
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めがね石にはスリットが入っています。
ストーブから出て行った空気をこのスリットを通って補充されるのだとか。
ところが、後でこの隙間を埋めてもらう事になりました。
だって寒い風が入ってくるんですから。 |
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煙突工事をしてみると、煙突のトップの径が合わない事が判明!
とりあえず、このままで設置してみました。 |
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そして遂に!!!
2006年12月16日 薪ストーブに火が着きました。 |
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煙突のトップも設置しました。 |
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そして、2007年の正月を薪ストーブを焚いて迎えたのでした。 |
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THE END